第三十九話 手懸かり
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和人「ぐ、じゃあどうするんだよ。」
茅場「幸いなことにこのALOはSAOのコピーによって出来ている。 そのため少し弄ればSAOのデータがそのまま使える。 もちろんユイ君もストレア君も展開できるだろう。」
和人「!!」
茅場「その気になれば私のGM権限も使えるはずだ。 よって、君達が彼等を助けるならこのゲーム内から須郷君を揺さぶってくれ。 私達はその間になんとかして証拠を集めよう。」
和人「分かった。」
直葉「でも、種族はどうするの? みんな同じのにしたらバランス悪いし、かと言って別々の種族にしたら会うのに時間がかかるよ。」
茅場「その点もこちらで何とかしよう。 装備も出来るだけ再現する。 だから各々が好きな種族を選んで貰って構わない。」
佑真「やってやりましょう。」
アリス「もう一度笑顔で再会するために。」
ユージオ「そうだね。」
和人「あぁ。」
拓真「決まり、だな。」
全員が返事、または頷き、決意を決めた。
茅場「パッケージはここにある。 私の呼んだ人数分しか無いが。」
研次郎「足りない分は俺が帰りに買おう。」
茅場「では全員、決まった時間にログインして欲しい。 そうすればスタートの場所を変えて一ヶ所に集められる。」
その後、ログインするのは明日の十時に決まった。
ログイン後はシルフ領の首都のスイルベーンという街の近くの森に集められることになった。
直葉がシルフだからだ。
その後俺達はアスナの部屋にも行こうと言うことになったが流石にこの大人数ではまずいので代表として俺と直葉、桜が行くことになった。
俺達は、『結城明日奈 様』と書かれたネームプレートの下のある、一本のスリッドにパスを滑らせる。
微かな電子音と共にドアがスライドする。
俺と直葉と桜は、病室の中に足を踏み入れた。
中央に設置されているベットには、血盟騎士団副団長で俺のアスナが眠っていた。
俺達は明日奈の隣まで移動し、明日奈を見た。
背後でドアが開く音がした。
振り返ると、二人の男が病室に入って来た。
前に立つ恰幅のいい初老の男性が、言った。
彰三「こんにちは、和人君。 今日もお見舞いに来て貰って悪いね。 そちらは?」
和人「俺の妹の直葉と明日菜の親友で俺の親友の彼女の桜です。」
直葉、桜「「初めまして。」」
この人は結城彰三と言って総合電子機器メーカー《レクト》の最高経営責任者だ。
それと同時に明日菜の父親でもある。
背後に居た男が、俺達に自己紹介をしてきた。
須郷「こんにちは、須郷伸之です。」
さっき話に出た男が急に目の前に出てきたのだ。
無表情を装っているのが難しい。
和人「初めまして、桐ケ谷和人です。 よ
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