第三十九話 手懸かり
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
だ。」
試合結果は、お兄ちゃんが勝った。
剣の振られる速度、キレ、狙う場所が以前より正確になっている。
直葉「やっぱり、スゴいね。 たった二ヶ月でここまで筋力付けて。 体力も戻ってきてるし。」
和人「そうでもないさ。 同学年の奴とやったらまだ負けるよ。」
ユージオ「あ、やっぱりここにいた。」
和人「おう、ユージオ。 それにアリスも。」
直葉「こんにちは〜。」
アリス「和人、早く行きましょう。 今日は久し振りに会えるんですから。」
和人「分かってるよ。」
直葉「お見舞い?」
和人「あぁ。」
直葉「私も行って良い?」
和人「あぁ。 龍也も喜ぶと思うぞ。」
龍也先輩。
別に同じ学校だった訳では無いけど、道場は同じだったからこう呼ばせて貰ってる。
私が剣道で目標にしてる人だ。
だけどその人はまだ目を覚ましていない。
いや、その人だけでなく三百人ものプレイヤーが目を覚ましていないと聞いている。
〜side out〜
〜キリト side〜
俺が覚醒したとき、SAOの中で何があったのか問い詰める為に、俺の病室を強襲して現れた人物。
彼は《総務省SAO事件対策本部》の人間だと名乗った。
俺は、現れた黒縁眼鏡の役人に条件を出した。
SAO内部で起きたこと可能な限り話す。
その代わりに俺の知りたい事を教えろと条件を出した。
それは、俺の最愛の人、そして仲間達が居る場所を聞き出すことだ。
さらにそれから一週間も経たない内に茅場が俺の病室を訪ねてきた。
ニュースでは死んだことにされていた。
その時、茅場が言ったのは
茅場『三百人のプレイヤーが未だに覚醒していないのは知っていると思う。』
和人『あぁ。 眼鏡の役人から教えて貰った。』
茅場『その三百人の中にアーサー君、アヤノ君、そしてアスナ君が含まれている。』
和人『な、どういうことなんだ。』
茅場『私も分からない。 その事についてはこちらで調べておく。 君はリハビリを出来るだけ早く終わらせたまえ。』
そう言って茅場は出ていった。
俺はその通りにして、一ヶ月がたつかたたないかくらいでリハビリを終わらせた。
そして、今日、茅場と眼鏡の役人によって『円卓の騎士団』の主だったメンバーが集められた。
龍也の入院している病院に。
今、俺とスグ、ユージオ、アリスは、病院のエレベータに乗っている。
龍也が居る場所は、此処の病院の15階にある個室だ。
最上階には、俺の最愛の人、結城明日菜が眠っている。
数秒で15階に到着し、エレベータの扉が滑らかに開く。
和人「じゃあ、行くか。」
直葉「うん。」
長い廊下を真っ直ぐ歩き、突き当たり
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ