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SAO〜円卓の騎士達〜
第三十八話 世界の終焉
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アーサー「研究?」
茅場「そのうちに嫌でも知ることになると予想するよ。 だからここでは話さないで置く。」
アーサー「そうか。」
茅場「では私は行くよ。 次は現実世界で会おう。」
アーサー「あぁ。 来なかったらぶっ殺すからな。」

茅場は風にかき消されるように居なくなった。

アーサー「さて、和人。」
キリト「何だよ。 龍也。」
アーサー「二年間、副団長として支えてくれてありがとうな。」
キリト「今更かよ。」
アーサー「あぁ。 今更だ。」

そう言うと俺達は顔を見合わせてニカッと笑った。

・・・
俺の意識は何処かの世界で目を覚ました。
ここは何処だ?
俺はもう一度瞼を閉じ、再び開く。
俺は周囲を見回して見た。
今気付いた。
柔らかい物の上に横たわっている。
ジェル素材のベットだ。
上には天井が見える。
此処はアインクラッドでは無い。
体のあちこちに、色々なコードに繋がれていた。
つまり、此処は現実世界。
還って来たのか。

キリト「あっ」

俺は思わず声を上げた。
二年間使われなかった喉に鋭い痛みが走る。
俺が目を覚ましたということは、彼女も目を覚ましたはずだ。
いや、彼女だけでなく、あの城で二年を過ごした仲間達も目覚めているはずだ。
ドアの向こうでは慌しく行き交う足音、キャスターを転がす音が聞こえてきた。
此処の病院で眠っていたSAOプレイヤーたちが目を覚ましたのか。
俺は必死に上体を起こした。
体に絡みついていたコード類を力を振り絞り無造作に外した。
俺は点滴の支柱を握り締めた後、床に足を付け立ち上がった。
点滴の支柱に体を預けて、俺はドアに向かって最初の一歩を踏み出す。

まずアスナを探し、仲間を探すために。

〜side out〜

〜アーサー side〜

俺が目を覚ますとそこは予想していた病院では無かった。
周りは暗く、自分の所だけスポットライトのようなもので照らされている。
体を動かそうとしてもジャラジャラと鎖の音が鳴るだけで動けない。
よく見ると鎖が手足に巻き付いている。

???「お目覚めかね? クククククク。」

〜side out〜

to be continue
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