暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜円卓の騎士達〜
第三十八話 世界の終焉
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

クラインは再び起き上がろうと激しくもがき、声を張り絶叫した。

クライン「て、てめぇ! キリト! 謝ってんじゃねぇ! 今謝るんじゃねぇよ!! 許さねぇぞ! ちゃんと向こうで、メシの一つも奢ってからじゃねぇと、絶対に許さねぇからな!!」

キリトは頷いた。

キリト「解った。 約束するよ。 次は、向こう側でな。」

キリトは右手を持ち上げ、親指を突き出す。
キリトは最後にアスナを見詰めた。
そしてキリトは茅場に向かって口を開く。

キリト「悪いが、一つだけ頼みがある。」
ヒースクリフ「何かな?」
キリト「簡単に負けるつもりはないが、もし俺が死んだら――暫くでいい、アスナが自殺出来ないように計らって欲しい。」

茅場は頷いた。

ヒースクリフ「良かろう。 彼女はアルゲードから出られないように設定する。」
アスナ「キリト君!! そんなの酷いよ!」

俺達の背後で、涙混じりのアスナの絶叫が響いた。

ヒースクリフ「アーサー君、君は良いのかね?」
アーサー「そーだな。 俺達が勝ったらどうせアンタ死ぬ気なんだろ? 俺が勝ったら生きて俺の病室に来い。 目が覚めてから二週間以内な。」
ヒースクリフ「理由は?」
アーサー「リアルでてめぇの顔面殴りたいから。」
ヒースクリフ「ふっ、了解だ。」

キリトが二刀流での戦闘スタイルで、剣を構え、俺も剣を構える。
茅場がウインドウを操作すると不死属性が解除された。
奴の頭上に、【changed into mortal object】―――不死属性を解除したというシステムメッセージが表示される。

アーサー「キリト、今のお前なら『ゾーン』と『覇気』を使えるはずだ。 全力で行くぞ。」
キリト「分かった。」

俺達は地面を蹴り、ヒースクリフに向かっていく。
ソードスキルをデザインしたのはコイツ。
ならソードスキルを使っては勝てない。
だが、単純な攻撃はすべて防がれる。

アーサー「クソ。」

一旦距離を開ける。

アーサー「キリト、アレの成功率どれくらいだ?」
キリト「だいたい七割。」
アーサー「なら仕掛けるぞ。」
キリト「分かった。」

〜side out〜

〜キリト side〜

凄い、これがゾーンか。
体は熱いのに頭は冴えてる。
アーサーと有り得ないほど息が合う。
だが、それでもヒースクリフの鉄壁防御を崩せない。

アーサーが距離を取るので俺も下がる。
その時アーサーが話しかけてきた。

アーサー「キリト、アレの成功率どれくらいだ?」

アレとは俺が考えたシステム外スキルだ。

キリト「だいたい七割。」
アーサー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ