津島善子@
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。
ルビィの弾丸は果南のシールドによって防がれた。
その行動に会場がまたもざわついた。
「アイビスをガードした!?」
これには百戦錬磨の三輪隊オペレーターの月見 蓮も驚いた。
「確か二宮さんも去年のランク戦で東さんのアイビスを防いでいたような」
三雲が言うと生駒が返した。
「これくらい出来て当然や。なんでかわかるか?俺の弟子やからや」
生駒は謎のドヤ顔を再度見せた。
「そこか、バイパー」
果南が軌道を自由にいじれる弾丸トリガーのバイパーを使いルビィに攻撃を仕掛けた。
キュインキュインと複雑に進路を変えながら着実にルビィに迫っていった。
バイパーの進路変更はリアルタイムではできる人間などごく一部になる。
果南はこれをいとも簡単にこなしてしまっていた。
ルビィが潜伏していたマンションの部屋を破壊しながらルビィに向けてドンドンと進んでいく。
「ぴ、ぴぎぃ〜!!」
ルビィは恐怖のあまり叫んでしまった。
すると果南の背後から突然叫び声が聞こえた。
「やっと見つけた!今度は逃がさないわよズラ丸!」
善子がトリオンキューブ同士をくっつけ始めた。
「アステロイド+アステロイド!!合成弾ギムレット!!」
善子は合成弾ギムレットを作り上げて見せた。
「さあ、行きなさい!リトルデーモン!!!」
放たれたギムレットは反応が一瞬遅れた果南もろとも貫いていった。
花丸、さらに花丸の奥に居た曜までがギムレットの餌食になり体に大きな穴が空いてしまった。
「嘘でしょ……?」
「まさかの合成弾での攻撃。対応を一瞬遅れた松浦隊員、国木田隊員そして渡辺隊隊長ベイルアウトです」
「ご、合成弾……?あんな出来る子おんのかい。シャレにならんてあの威力」
「一気に3人……それに合成弾まで使えるのか……」
会場が静かなざわめきと緊張感に包まれていた。
その様子を自室で見ていた二宮はフッと口元をほころばせた。
戦闘が始まりものの数分。
お互いの手の内を知っていると思っていた相手には自分の知らない技を見せつけられ対応出来ずにどんどんベイルアウトしていった。
戦況報告
黒澤隊
黒澤ダイヤ〇 0pts
国木田 花丸× 2pts
松浦果南× 0pts
ダイヤのみ生存 トータル2pts
桜内隊
桜内梨子〇 0pts
津島善子〇 3pts
小原鞠莉× 0 pts
鞠莉のみリタイア トータル3pts
渡辺隊
渡辺曜× 0pts
高海千歌× 0pts
黒澤ルビィ〇 0pts
ルビィのみ生存 トータル 0pts
1位 桜内隊
2位黒澤隊
3位渡辺隊
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