第12話:王と最強のボルシャックvs野生と巨人の猛攻
[1/5]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「先攻は僕から貰うよ。マナをチャージ、ターンエンド」
(……やっぱり、ドラゴンデッキか!)
マナに置いたカードを見て男は勝のデッキがドラゴンデッキだと予想し、山札に手を置いた。
「俺様のターン!ドロー!マナをチャージして《冒険妖精ポレゴン》を召喚!ターンエンド!」
序盤から勢いよくマナを貯め、クリーチャーを召喚し、ターンを終えた男。
(《ポレゴン》?緑単色もしくは他の文明を混ぜた速攻デッキ?)
対する勝は男が出したクリーチャーとマナを見て男のデッキが速攻デッキだと、脳裏でそう思った。
「僕のターン、ドロー。マナをチャージして《一撃奪取 トップギア》を召喚。ターンエンド」
勝もマナを貯めてクリーチャーを召喚。そして、ターンエンドの宣伝をし、男の2ターン目に。
「遅いぜ!俺様のターン!ドロー!マナをチャージ!2マナで呪文、《進化設計図》ッ!その能力で山札の上から6枚見て進化クリーチャーをすべて手札に加えられる!」
そう言って、男は山札の上から6枚を見た。
「…っしゃ!加えるカードはこの3枚だ!」
「ッ!」
すると、男は気合いを入れながら3枚のカードを勝に見せた。
それを見た勝は驚いてしまった。
何故なら男が見せたカードは自然文明単色速攻デッキで“3ターンキル”ができる3枚のカード―――《獣軍隊 ベアッサー》、《超獣軍隊 ベアフガン》、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》の3枚だからだ。
「この3枚を手札に加え、残りを山札の一番下に!そして、《ポレゴン》でシールドを攻撃!その瞬間、侵略発動!さっき加えた《ベアッサー》を《ポレゴン》の上に進化!そのまま、お前のシールドを攻撃!」
「ッ、トリガーはありません…」
男の威圧とクリーチャーの攻撃に勝は一瞬思考が停止し、《ポレゴン》が《ベアッサー》に進化した所で停止している思考を無理矢理動かし、攻撃されたシールドを確認するもトリガーはなかった。
「っしゃ!ターンエンド!」
トリガーがでなかったのか、男はまた気合いを入れ、ターンを終えた。
先攻、勝の3ターン目。
(……まずい!さっき、トリガーを引けなかったから次のターン、確実に向こうは仕留めてくる!シールドにトリガーがあることを祈って戦うしかない!)
先程のターンを思い出しながら、勝は山札からカードを引いた。
「ドロー。ん?(このカードって、確か…)」
引いたカードを見て勝は手を止めた。
(……このカード、確か、モルトさんのデッキに入っていたカード?なんで僕のデッキに入ってるんだ?)
脳裏で自分のデッキに他人のカードが勝手に入っているなど、あまりにも不自然な現象に勝はそこで思考を止め、デュエルに集
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ