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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第544話】
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「このままやられるだけかね、有坂ヒルト君?」
「チィッ……!?」
武装が変わり、両手にゲームなどで見るガンブレードを構えたウィステリア――ISでも実装を検討された代物らしいが、試作した段階で小型化に失敗の挙げ句機構が複雑化、廃棄になったと資料では書いていたのだがウィステリアの持つそれは明らかに普通の長剣サイズだった。
流れる様な二刀流の剣撃と共に放たれる無数の弾丸――シールドバリアーは突破され、装甲に刃や弾丸は阻まれてはいるものの確実にエネルギーを削りとっている。
北落師門で切り払うも直ぐ様距離を開いてのガンブレードによる射撃――迎撃の為のレーザーが放たれたら今度は肉薄と完全にペースをウィステリアに握られた。
次元が違いすぎる――そんな考えが過る俺だが、まだ心を折られた訳ではなかった。
「ふむ。 ……表情から察するにまだ何か手があるようだね。 ……良いだろう、来たまえ、有坂ヒルト君」
『ま、マスター……(・_・;)』
『黙ってろナギ。 ……勝てる確率なんか宝くじに当たるより低いが、一矢報いる確率なら……!』
瞬時加速の体勢に移行する俺に、ウィステリアは――。
「接近戦という訳だな。 ……良いだろう、君の申し出を受け取り、私も剣で相手をしよう」
言ってから両手のガンブレードを手放すウィステリア――粒子となって虚空へとそれは消え、新たに長大な片刃の大剣を構えて見せた。
一瞬が何分、何十分と感じる刹那の瞬間――スタートの加速を切った俺は同時に北落師門を居合い抜きに構える。
そして――瞬時加速で最高速度に達したその瞬間居合い抜き――北落師門を手放すと大きく横に円を描きながら突き進む。
「フッ……加速のついた投擲の一撃等――」
大剣を振るおうとしたウィステリアを見た俺は叫ぶ――。
「イザナギィィィッ!!」
『ハッ(゚ロ゚) マスターの意図がわかったのですよぉ!( ̄ー+ ̄)ニヤリ 僕が動きを止めるのですよぉ!凸(`皿´)』
胸部のコア・クリスタルが露出と同時に粒子力場を形成するウェーブを放出、ウィステリアの動きを止めた。
「何……!? 俺が動きを止められただと!? AICではないこの力……成る程、【君も既に新次元の一歩】を歩み始めてるという事か!! ならば――トゥルース、俺に呼応しろ! 君の力――今再び借りるッ!!」
そのウィステリアの叫びに呼応するかの如く、機体に光が放ち始める――投擲された北落師門の一撃、それが当たる瞬間不可視の障壁によって北落師門は阻まれた――だが、そのまま北落師門を手に取り、不可視の障壁を加速のついたままで突破。
振るう袈裟斬りの一撃に、俺は一矢報いた――そ
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