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平成ライダーの世界
第三十一章
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界をつなぐ物語にもなりました。そして。
 その中で、です。門矢を異様に敵視する存在として鳴滝がいましたが彼は一体何者なのか、放送当時から議論がありましたが今もわかっていません、小説版では怪人だそうですが僕は残念ですが小説版は未読です。ただテレビや映画では彼は確かに門矢とは対立していますがショッカーとも対立しています。何でもファンを表したキャラクターとのことですが。
 ライダー達を召喚したりして門矢と戦わせ彼の邪魔をしていましたがそれは今一つ積極的なものではなく何をしたいのかわからない部分があり本当に何者かわかりませんでした。そのまま最後まで至りゾル大佐になったりもしていました、ですがその正体は今も不明です。結局謎の存在のままですがそれはファンの人達それぞれのライダーに対する感情を表しているのでしょうか。
 鳴滝もまたディケイドのそして仮面ライダーの世界の中にいるということでしょうか、小説版ではともかくテレビや劇場版では少なくとも人間として。その能力の謎も解明されておらず気になりますが。
 ここまで書いていてもどうもディケイドは何かといいますと物語を人間達が創っていく作品でありそれは一つの世界ではなく様々な世界にも及びつなげていく。そうしたものでしょうか。仮面ライダーが人間出あるのなら人間達が結びつきそうして問題を解決しスサノオという神と戦いそのうえで勝つ。そうしたものsでしょうか。
 ディケイドはこれからも時に応じて登場して来るかも知れません、劇場版を主として。彼がライダー達の物語それぞれの世界を結び付ける存在だからこそ。
 平成ライダーは第一期の最後で今に至るまでそれこそ初代の仮面ライダーからゴーストに至るまでの中で最も異色の作品を迎えるに至りました。そのディエンドこそがそれです。しかしそのディエンドは謎のままの部分が多くそれでいてそれぞれの世界を結び付けるものとなりました。その結果様々な世界がつながりライダー達同士もつながることになりました。
 ダブル以降の作品を観ていますとひいては第一期の作品世界ともリンクしているふしがあります、元々半公式設定と言われているよみうりヒーローショーではそうでしたが。ダブル以降平成ライダーは第二期となり少し作品の描かれ方が変わります。それで今回はディエンドで終わりたいと思います。クウガからディエンドまで作品を考察させてもらいましたが如何だったでしょうか。拙い考察でしたが読んで頂ければ幸いです。


平成ライダーの世界   完


                       2016・9・10
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