第二十五章
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ナオミですが一見すると可愛いだけの女の子です。しかしです。その髪を見てみるとイマジンが憑依した時の良太郎や桜井と同じものになっています。これは放送当時ネット上でちらほら言われていましたがおそらく彼女はイマジンが憑依しているかイマジンと強い関係があると思われます。しかしそれでもスサノオと戦う側にいます。それは即ちイマジンもまた人間の心を持っているならば人間でありスサノオと戦う立場になるということでしょう。ナオミはストーリーにはあまり関わらずその可愛さを見せてくれる存在でした。しかし彼女もまた中々深い伏線だったのではないかと思います。平成ライダーの世界を考えるうえにおいてです。
電王の話はこれで終わりとさせてもらいまして次はキバです。今度は父と子の話になっています。平成ライダー九作目にしてこれは随分な冒険をしたものだと驚きましたがこの作品は父親の紅音矢と息子の紅渡、二人の主人公を軸として動いていくお話でした。
大体において父親の因果が息子によって消されていく、そうしたストーリでした。紅はファンガイアと人間のハーフであり最初から音矢がファンガイアと恋を結ぶということははっきりと示唆されていました。しかしそれはどういった経緯によってか、それが謎でありました。
この中で紅は名護啓介や彼が所属する素晴しき青空の会と出会います。この会はファンガイアと戦う会です。しかし次第にファンガイアとは何かということを名護をはじめとしてメンバーが理解していきます。このこともストーリーにおいて見所だったのではないでしょうか。
まずキバの世界は十三の種族、ファンガイアを入れてそれだけの種族がいるとされています。この十三の種族を作ったのもやはりスサノオなのではないでしょうか。
ファンガイア達も紅を助けるキャッスルドランの中の三人も非常に人間臭い性格をしていました。もっと言えば人間の性格をしていました。つまり人間の心を持っていました。しかし彼等はそのことに気付かず人間を襲いそして人間と戦う。それに対して迎撃する人間。これがキバの基本的な対立の構図です。
こうした対立の構図を作らせるのはスサノオの常です。とにかく平成ライダーの世界では人間と人間の心を持ち得る姿形の違うもの、この両者の対立が多いです。それはアギトでありオルフェノクでありジョーカーでありワーム、ネイティブです。元々は人間であった存在もいますが基本的にはこう考えていいでしょう。そうした意味でキバの世界もまたスサノオが作り上げた対立の構図の中にあったのです。
その対立の中で戦う者達の話こそ平成ライダーなのですがキバではそれが親子に渡るものとなっています。それぞれのファンガイアとの因縁、そして名護啓介や登太牙の二人のライダーの過去との関係、素晴しき青空の会とその中心人物である嶋護、先代のファンガイアのクイーン
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ