第二十五章
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
といった面々が過去から因果を引き摺ってきます。この中で名護だけはかなり特殊ですがあえてこの中に入れさせてもらいました。
過去と現在において戦い続ける彼等ですがその最後で音矢は我が子と会いそのうえで最期の意地を見せ命を賭けてダークキバとなり戦います。そして後を我が子に託して事切れ息子は己がやるべきことを果たします。しかし最後の最後で今度は未来から何と紅の子供が来てネオファンガイアとの戦いに向かうところで幕となります。ですがこれはおそらくファンガイアの因果を全て終わらせる為の戦いでありこれもまたスサノオが仕組んだことなのでしょう。
僕はキバ篇はそのネオファンガイアの戦いを書きました。ヒーローショーでもこの戦いでファンガイアの因果が終わった流れになっていたと記憶しています。スサノオは人がどう戦い、どう成長しているのかを見るのですからこのネオファンガイアとの戦いもまた必然だったのでしょう。そして紅達はその戦いに勝ち自分達の因果を終わらせました。無論それで終わりではなく彼等が仮面ライダーであるが故にスサノオとの戦いは続きます。しかしファンガイアの因果は紅渡により終えられたのです。
ここまでお話させてもらったところで人物のお話をさせてもらいたいと思います。まずはこの作品の二人の主人公からです。
紅渡ですが最初とんでもない登場の仕方をします。仇名がお化け太郎でした。父の作った完璧なバイオリンを自分も作ってみようと何かと変なことをしています。異様なまでに個性の強いキャラクターを出しそれで観る者を最初に惹き付ける井上敏樹脚本の中でも彼はかなり独特な登場でした。
その彼ですが最初は非常に内向的な人物でした。引き篭もりと言うべき存在であり世話をしている野村静香が色々と気にやむ程です。静香の方が年上なのですが紅はその彼女が保護者的ポジションにいるという頼りないキャラクターでした。そしてキバット三世がいつも傍にいます。彼と共にお風呂に入る場面はキバ全体でよく観られたシーンですがこれは彼とキバットの交流の場面でもあり紅にとっては重要なものであったのではないでしょうか。
彼はキバットの力によりキバとなりファンガイアと戦います。彼は人間としてファンガイアと戦っていますが彼自身も知っているようにファンガイアとのハーフです。その彼が何故キバとして戦うのか、ストーリーの大きな謎でした。
これは彼が父の意志を受け継いだからなのですがそれが全てわかるのはストーリーの終盤になってからです。過去で父と出会い父が我が子を知りそしてその意志を受け継いだからこそ。彼は戦っているのです。彼は最初の頃父の話を聞いていきそしてその因果を知り己を見詰めなおしもしてそのうえで徐々に成長して外にも出るようになっていきます。その中で戦いを繰り広げです。名護やかつての親友、実は兄であった登、そして
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ