Guilty Kiss
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桜内隊隊室。
「う、うー緊張する……」
落ち着かない様子の隊長、梨子。
「平気よ梨子ヨハネが天界の力を借りすぐに終わらせるわ」
善子はポーズを決め梨子に言って見せた。
「そうそう、私のスナイプが火を吹いちゃうから梨子は安心していいのよ」
隊員の鞠莉も笑いながら梨子に言葉をかけた。
「そうですね皆さんで力を合わせて戦えばきっと勝てるはずですから頑張りましょう、私も全力でフォローします」
オペレーターの海未の言葉もあってか梨子は落ち着きを戻した。
「そ、そうね震えていたってしょうがないしみんなで頑張ろう!」
その時隊室のドアが開いた。
「少し邪魔するぞ」
そこにはA級部隊、二宮隊隊長の二宮が立っていた。
「お前ら俺が面倒見てやってんだから不甲斐ない戦いしたらどうなるかわかってんだろうな」
せっかく落ち着きを戻した梨子だったがその言葉でまた震えだした。
「ちょっと二宮さん!せっかく梨子ちゃん落ち着いたのにプレッシャーかけてどうすんのよ!」
善子が二宮に食ってかかった。
「あぁ?」
二宮は善子を睨みつけると善子は半歩後ろに下がった。
「桜内、お前にはボーダーで勝ち上がれるだけの実力はある。だがな緊張なんか普段の力も出せねえようじゃこの試合に勝つこともできないぞ」
「お前達はやればできる」
二宮はそう言って隊室を後にした。
思いがけない言葉に梨子の震えが今度こそ止まった
「行こうみんな、そして必ず勝とう」
梨子の一言で隊員が動き始めた。
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