第三十五話 別れ
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シンタローがそのコンソールに近付きユイとストレアに尋ねる。
シンタロー「お前らはどうしたいんだ?」
ストレア「私は、まだみんなと一緒に冒険したい! 一緒に戦って、笑って、泣いて、もっと、もっと一緒にいたい!」
アーサー「ユイは?」
ユイ「わ、私もです! 冒険は出来なくてもパパとママと一緒にいたいです!」
シンタロー「そうか。 よし、そこ退け。」
そう言うとシンタローが物凄い速さでホロキーを叩き始めた。
そして、一分が経つか経たないかぐらいして、
シンタロー「終わった。 二人を〈カーディナルシステム〉から分離してアイテム化した。 ユイはキリト、ストレアはアーサーのナーヴギアのメモリーに入るように設定した。」
ストレア「これでまたみんなと会えるの?」
シンタロー「あぁ。 この世界ではもう無理だろうが、必ず向こうで展開してやる。 約束だ。」
ユイ「ありがとうございます! 本当にありがとうございます!」
ユイとストレアの体が光りだす。
アーサー「じゃあ、少しの間お別れだ。」
サクラ「ストレアちゃん、ちょっとだけ待っててね。」
ストレア「うん! また会おうね!」
ユイ「パパもママもお元気で!」
キリト「あぁ。 ユイもな。」
アスナ「ユイちゃん、またね。」
二人は涙こそ流していたものの最高の笑顔だった。
二人は小さなネックレスになった。
ユイは青、ストレアは紫のネックレスだ。
その後、俺達は戻り、キバオウやディアベル、ユリエール、シンカーなどから感謝された。
その時ユイとストレアの事を聞いてこなかったのは恐らく何かがあったと察してくれたのだろう。
キリトとアスナは二十二層の自宅に、俺とサクラ、シンタロー、アヤノはギルドホームに戻った。
俺はギルドホームで今日の出来事を話した。
〜side out〜
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