第三十三話 第一層へ
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜キリト side〜
アーサー「んで、ここに集まったのが今日ちょうど暇だった奴等だ。」
そこにいたのはアーサー、サクラ、シンタロー、アヤノ、ストレアの五人だった。
キリト「悪いな急に。」
アーサー「別にいいさ。 第一層にはちょうど用が有ったところだ。」
シンタロー「それで、その子の名前は?」
キリト「ユイっていうらしい。 けどそれ以外は何も覚えていないみたいなんだ。」
ユイ「パパ、ママ、誰?」
シンタロー「パ、パパ、ママァ!?」
アーサー「へぇ。 そんな趣味が。」
キリト「断じて違う。」
アーサー「冗談だ。」
ストレア「・・・。」
アヤノ「どうしたの? ストレアちゃん。」
ストレア「ユイって名前。 どこかで聞いたような。 うーん。 やっぱり気のせいかな。」
アーサー「まぁ、いい。 とりあえず一層に行こう。」
その時、ユイのメニューが右手を振っても出ず、何故か左手を振ったら出た。
そして第一層、始まりの街。
アーサー「とりあえず教会に行こう。 あそこなら何か分かるかもしれない。」
そして教会に着くと、
「あー! アーサー兄ちゃんだ!!」「マジで!? どこどこ!?」「せんせーい!!」
などと、外に居た子供達が寄ってくる。
サーシャ「どうしたの? あっ、アーサーさん。」
アーサー「お久しぶりです。」
サーシャ「すみません、こんな攻略が忙しいときに来て貰って。」
アーサー「いえ、どうせ今日は暇だったんで。」
サーシャ「どうぞ、中に入ってください。」
教会の中に入って事情を話す。
サーシャ「そうですか。 でも迷子の子とかはほぼ全員がこの教会にいるのでお力になれるような情報は無いんです。 すみません。」
アーサー「そうですか。」
と、その時、一人の子供が入ってきて
「サーシャ先生! 大変だ! ギン兄たちがまた中層の奴等に! 北の五区の路地だよ!」
アーサー「まだ来てるのかよ。」
サーシャ「最近は減ったんですが、それでもまだしつこく来る人達がいるんです。」
アーサー「ちょっと待っててくれ。」
キリト「いや、俺達も行くよ。」
アーサーについて行くと、そこにはガラの悪そうなプレイヤーが六人ほど居て、通路を塞いでいた。
ブロックと呼ばれる非マナー行為だ。
「あ? なんだてめぇら。」
アーサー「その子達の関係者、と言えば分かるか?」
「へぇ、じゃあ、さっさと出すモン出せよ。そうしたらこいつらは解放してやるよ。」
アーサー「お前らに渡すのは牢獄への片道切符だ。 コリドーオープン。」
「回廊結晶!? こいつまさか軍の!?」
「んなわけあるか! 仮にそうだと
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ