困惑2
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俺たちは近くのベンチへと移動し、そこに二人で腰を掛けた。
三「おそ松ひさしぶりだねぇー…ちゃんと仕事してるのー?」
お「げっ…そこに触れるのかよ…?」
三「その反応だとニート脱出してないみたいだね!w」
ヘラッと笑う三月を見て、俺もそれにつられてニッと笑顔を作る。
お「そんなこと言う三月は仕事してんのかよ?」
三「ちょちょちょ、私とおそ松達を一緒にしないでよwスタバァで働いてるんだよw」
お「へぇー、あ、それ前にトド松が働いて…」
そうだ…、三月に合ってすっかり忘れてたけど、俺家飛び出してきたんだ…。
それを思い出すと手の痛みが何故か蘇り左手でかばう。
三「ん…?そういえば、みんなは…?それと、その傷についてもききたいかなぁ…?おそ松君…??」
三月の顔が俺の右腕へと向けられた。左手を掴み、引っ張られると、右手の傷が露わになった。
お「えーいやーなんのことかなみつきさぁん…?」
手を振り払い、右手を無理やりパーカーで隠す。血が付いたと思う。でも、パーカーが赤いからそれほどまでに目立つことはないだろう。
三「まぁ、とりあえず、うちに来てよ。手当しなきゃ」
お「え、別に平気だぜ?」
三「平気じゃなくて、はいでしょ!」
お「は、はい…」
俺はいわれるがままに三月についていった。
三月の家は俺の家からそんなに距離はない。道を一本超えたところだ。俺たちがあったのはその境目にある小さな公園だ。
三「はぁ…、まったく…おそ松、また兄弟となにかあったんでしょ…?」
といきなりのことに肩を揺らす。すると三月は「図星ダァ〜!」とケラケラを笑う。それをみると、三月と俺で遊んだ、あの当時のような安心感を得られることができた。「実は…」と俺が口を開いた瞬間だった。
カ「おーい!おそ松ー!!」
一「おそ松にいさぁーん?」
お「っ…あいつらだ…!」
俺は今この状況で会いたくはなかった。あっても合わせる顔が見つからない。前を歩く三月に急かすように怪我をしていない手で背中を押す。
三「え、なんで?」
お「あー!事情はあとで説明するからぁ!!」
兎に角猛ダッシュで曖昧な三月の家へと走っていった。
…こんなニートが一日に二回も猛ダッシュして平気なのだろうか……。
お「はぁ…はぁ…っ!…」
とっさに手をかばう。汗で手に激痛が走る。
三「まったく…、染みるからね…?」
お「おう…っ…いったぁ…」
三月にかけられた消毒は途轍もない激痛を生み、緩く、声を漏らした。
三「もうちょっとだから待って…」
とティッシュでポンポンと周りを拭いたあと、ガーゼを当て、包帯で巻いた。それは慣れている手つきで包帯は綺
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