番外編 鎮守府カレー祭り(後編)
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たももう一度よく反省・・・いいえ、猛反省して、一からやり直しなさい。いいわね?!・・・・ええ、でも、悔しい気持ちはわかるわ。姉としてあなたには勝ってもらいたかった。でもね、さすがに包丁振り回して人にけがをさせる様な料理方法はもうやめてほしいの。
はい。ハンカチよ。涙を拭いて。いつまでも泣いているのはあなたらしくないわよ。今日は私のところに泊まっていいから気の済むまでいなさい。
――同時刻、自室にて日誌をつづる榛名――。
今回は4番手でした。やっぱり皆さんとてもすごかったです。残念でしたけれど、でも、紀伊さんが来てくれてとてもおいしいって言ってくださったのがすごくうれしかったです。それから特別賞をいただいたことも。総合的な得票は少なくても、年齢、性別層で得票トップだと、特別賞があるんです。でも、「愛妻カレー」っていうネーミングはちょっとやめてほしかったなぁ・・・。まだ全然そんなことを考えられないし・・・。
――同時刻、食堂にてプリンツ・オイゲンを相手に今日の感想を語るビスマルク――。
プリンツ、お疲れ様。今回は榛名と同率4位だったけれど、皆とてもおいしいって言いに来てくれたじゃない。あれがやっぱりよかったわよね。そりゃあもちろん悔しいけれど、でも、こうやって直接みんなの感想をきけるっていうのはなかなかない機会よ。今回の事でみんなの好みなんかがわかったから、これを次回に行かせるように頑張りましょう。
――その時、プリンツ・オイゲンーー
ビスマルク姉様、お疲れ様でした!とっても面白かったです!はい!次回は絶対絶対優勝狙いに行きましょうね!あ、でも〜。アンケートのところに「火柱怖い」って感想があったので、次は火柱やめにしましょうね。
――同時刻、提督執務室にて、鳳翔――。
はい、今回は残念ながら3位となりました。非常に残念ではありますが、お言葉通り秘書官を降りさせていただきます。・・・・・えっ?なんでしょうか。私はそんなに暗い顔をしているか・・・・当り前です。どうしてって・・・それは、私は皆の世話を焼くのが結局は好きだということを自覚して・・・・なんですか、あまりご納得されていない顔ですね?どういうことでしょうか?他にあるだろうって・・・・あ、その、私の口からは・・・。え?なんですか、これは・・・これ、1週間の休暇承諾書!?提督これは・・・先日おっしゃられていたのは、秘書官交代ではなく、私の休暇ということだったのですか?まさか、私のためを思って・・・・。
提督、ありがとうございます。ですけれど、この承諾書、私は使うつもりはありません。少なくとも今は。何故って、この承諾書、使用期限がありませんから。私の好きな時に休んでいいと、そういう理解でよろしいですね?できれば、その時は一人ではなく、どなたか
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