番外編 鎮守府カレー祭り(後編)
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ゃったけれど。でも、これで全チームのカレーが出来上がりました!!さぁ!!あとは皆さまお待ちかねの試食時間です!!思いっきり楽しんじゃってください!!!ではでは〜〜!!!
――それからしばらくして――。大テントにて、試食中の暁――。
か、辛〜い!!なんで今年のカレーはこんなに辛いのばっかりなの?もう!!水、飲まなくちゃ食べられない・・・・ふうっ!!え?なに、響、どうしたの?・・・・辛くない?嘘、絶対辛いわよ。ええっ!?雷、電もそうなの!?
う、お、お子様じゃないもの!大丈夫だもの!そ、そうよ。私はちょっと辛いのが苦手なだけで、それぞれのカレーの良さはわかるもの!ほ、本当だもの!!
――同時刻、大テントにて、試食中の紀伊――。
すごい!!赤城さん、加賀さんのカレーって、甘さと辛さがこんなに絶妙なバランスになってて・・・しかも香りがいろんなものが詰め合わさっているけれど、お互いがお互いを引き立てていて邪魔一つしてないわ。まるでハーモニーを聞いているみたい!
ビスマルクさんたちのカリーヴルスト、初めて食べたけれど、食感が全然違うわ。これ、はまっちゃいそうね。間宮でもこういうものを出してくれたらいいんだけれど。
榛名さんのドライカレーはピリッとしていてとてもおいしいわ。それでいてとがっていなくて優しい味、本当に榛名さんらしいカレーよね。
足柄さんのは・・・わ、す、すごい・・・これ、シーフードが丸ごと入ってる。というかカレーの上にシーフードがかかってる。
これはさすがに・・・どうやって食べればいいんだろう・・・。ちょっと後回し・・・あ、でも、味はすごくいいわ。ご飯が進みそうなスパイシーさがあるもの。何回お替りしても飽きない味ね。
鳳翔さんのはスプーンですくうと弾力みたいなとろみがきいているわ。でもそれが全然しつこくなくてご飯に絡まってちょうどいい感じになってる。味もとてもおいしいわ。
最後、第五航空戦隊のお二人のカレーね。見た目はいつも間宮で食べているものとそっくりだけれど・・・・。
あれ、でもこれは・・・・。
なんだかとても懐かしい香り、そして味がするわ。私、お母さんやお父さん、家族の記憶なんてないのに・・・・どうしてだろう、家族で食卓を囲んで食べるカレーってこういうものだってすっと思えてしまう。
不思議だわ。でも、とても懐かしい気持ちに・・・・。
――大会終了後、その夜、自室にて妹をしかりつける妙高――。
足柄・・・。あなたいったい何をやっていたの?あんなに包丁振り回して・・・・もう少しで熊野さんにあたるところだったじゃないの。全然あなたは懲りていないのね。そんなに泣いたって駄目。私が見ていた中で一番ひどかったわよ、今日のは。当り前です。最下位になるのは。あな
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