機動戦艦ナデシコ
1458話
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了解しました』
こちらも特に反論もなく受け入れられる。
そして1分もしないうちに基地からシャドウがやってきた。
ファブニールの運用が本格化されてからは、基本的にファブニールでの出撃が当然になってしまっているのだが、今回のように調べ物をする時はシャドウのままがいい。
「よし、システムXN起動……」
こうして5機のシャドウと共に、ニーズヘッグは極冠地域へと再び転移するのだった。
「ここが極冠地帯か。……以前はこの近くまで来たけど、特に何かある訳じゃないよな」
極冠地帯へとやって来たのだが、こうして見る限りでは特に何がある訳でもない。
生産プラントを始めとした何かが隠されているのであれば、間違いなくここに存在していると思うんだが……でなきゃ、賊軍の奴等はこっちになんてやって来ないし。
「さて、どうしたものか。もっと人を……メギロート辺りを連れてくるべきだったか? それとも、いっそ火星の生き残りの連中を動員しても良かったかもしれないな」
呟きながら、一応念の為にと改めてレーダーで周囲を見回すが、特に何がある訳でもない。
ASRSやミラージュコロイドのようなステルス装置でも開発したのか? とも思ったんだが……さて、どうするべきか。
いや、考えるまでもない。賊軍の奴等がここに向かっていたのは明らかなのだから、当然のようにここには何かがあるのは間違いない。
だとすれば……
「探せ。この辺には確実に何かがある筈だ。それを見つけ出せ!」
量産型Wの操るシャドウが、俺の言葉に即座に散開する。
俺もまた、念には念を入れる感じで周囲の様子を探っていた。
そんな感じで数十分が経過し……
『アクセル代表、向こうの山に何重ものディストーションフィールドが展開されている場所を発見しました』
そんな通信が量産型Wの1人から入ってくるのだった。
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