Null
[2]次話
わたしは誰なんだろう。
誰のために、何のためにここにいるんだろう。
生きているだけで良かった幸せだなんて思えない。
なんでこんなところにいるの?周りはみんなわたしとは違う。嘲笑い指差されて生きるわたしはひとり。
空は繋がっているのに、わたしの故郷はすぐ隣にあるのに、わたしは今自分がどこにいるのかさえもわからない。
わたしが生きる意味を知りたい。産まれた意味が知りたい。
そのために生きて、生きて、生きて、生きてやる。
何が起こっても、わたしの魂は誰にも縛れないし汚されない。わたしが私である限り。わたしの肉体が朽ちてもわたしの魂は故郷を求めて還るだろう。
私はナリョーシャ。
わたしの名だけが、この薄暗い世界で唯一のわたしのものなのだ。
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