第十九章
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かっていなかったのでしょう。非常に冷たく何を考えているのかわからない人間でしたが末路を見る限り権力志向は強いのですが人間がわかっていないのではないかと思いました。そうした意味で田所、ひいては根岸と合わせて天道と対比になり誤った道を見せてくれるキャラクターでした。
ここまで書いてからいよいよ主人公である天道に入りたいと思います。まず彼は非常に傲慢に見えます。俺様キャラの最たるものです。まさに自分が太陽であり全てだと言います。モデルは脚本家の井上敏樹氏だということはかなり知られていますがよく言われている井上氏そのままの発言や行動によりストーリーを構成していきました。カブトはまず天道がいてからはじまる部分が多かったのではないでしょうか。
彼は知力においてもかなりのものでありとあらゆる謎を解いていきます。その超然的な性格ともあいまってカブトの前半は非常にさくさくと進んでいました。
果たして彼に弱みはあるのか、何か弱点はあるのか、こう考える程でしたがやがて実の妹である日下部ひよりとの絆が出てきます。
天道は後半あくまでひよりを救い出そうとします。そのうえでもう一人の自分であるダークカブトとも多くの死闘を繰り広げます。ハイパーカブトにもなりそのうえで死闘を繰り返します。そのうえでひよりを完全に救い出し彼女を人間の世界に人間として置くことに成功しました。
彼はこの中でワーム、ネイティブもまた人間であることを完全に理解しました。その結果ワームの中で倒すべき相手も知りました。それは即ち人の心をなくした相手です。そうした存在こそが倒すべき相手なのだとわかったのです。
だからこそ彼は根岸を下らない男と断定しました。その彼にとって最早根岸の言っていることは非常にスケールの小さなことだったのです。そして多くの戦いの中で絆を知り友人を知りました。その友人の存在もまた重要でした。
その友人こそが加賀美新です。
彼は一見して平凡な人物です。天才タイプの天道ややたら目立つ神代や風間大介、矢車想等と比べるとかなり地味です。ゼクトでも当初目立たない存在でした。どちらかというと影山瞬と同じような立場でした。
しかし彼は地道に努力する人間であり確実に成長していきました。天道を追う形ですが仮面ライダーガタックにもなりワームと本格的に戦うようにもなります。
その中で多くのものを見てきましたしさらに成長していきます。LORD OF THE SPEEDは彼の曲と思われますが彼はこの曲通りに生きています。天道の後を追う形ですがそれでも彼は彼の道を歩み確実に成長していきます。平凡ですが人間として間違っておらずその平凡を受け入れてさえいます。
そうした意味で彼の器は大きいです。決して小さいものではありません。天道を井上氏とするなら彼はプロデューサーである白倉伸一郎氏でし
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