番外編ExtraEditionパート2
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もある。それに比べてあたしのお弁当はちょっと茶色っぽい体育会系のお弁当って感じがすごい。おにぎりに生姜焼きにウィンナー、ポテトサラダに卵焼き、黒豆やミニトマト。やっぱり和人お兄ちゃんもこういうお弁当作れる女の子っぽい人がいいのかなーーー
「どうした?スグ。オレ血液不足だからって食いすぎたか?」
「ううん!そんなことないよ!」
あたしがボーッとしてたのを竜兄ちゃんが心配して声をかけてくれた。そういえばあたしが作ったお弁当の減りが早いと思ったら竜兄ちゃんだったんだ。何か上手い言い訳はーーーそうだ。
「その・・・アスナさんとお兄ちゃんって、どんな風に知り合ったのかなって」
「えっ」
『あたしも聞きたい(です)!!』
「でも・・・」
「いんじゃね?話しても。何も言ってないのアスナさんだけだぜ?今度はアスナさんが恥かく番だ」
実はアスナさんと知り合った時のーーー言ってしまえば馴れ初め話に前から興味があった。みんなも興味津々だし、このまま押せば聞けるかも。
明日奈side
「・・・もう、仕方ないなぁ・・・」
『やったー!』
キリトくんとの馴れ初めかーーー恥ずかしいけど仕方ないか。
「オホン。えー、わたしがキリトくんと初めて会ったのは第1層攻略会議が開かれたトールバーナという街なの。ライリュウくんともそこで出会ったのよね」
「ああ、そうだったな。あれから二年半か・・・今思えば懐かしいぜ」
あの頃のわたしはゲームクリアの事しか考えてなかったの。わたしに良い肩書を求めてた母さんに見限られないように、早く元通りになるために一刻も早くゲームをクリアしようと思ってた。でもあの夜キリトくんと一緒に食べた黒パンが救いになったーーー
『本気で美味しいと思ってる?』
『もちろん。この街に来てから一日一回は食べてるよ。まあ、ちょっと工夫はするけど・・・』
『工夫?』
そう言ってキリトくんがくれた《逆襲の雌牛》というクエストの報酬のクリーム。黒パンにクリームを塗って、恐る恐る一口食べてみてーーー口の中に広がった甘みが食べ物を美味しいと感じる事を思い出させてくれた。そしてキリトくんがわたしにアインクラッドにも生きる喜びがある事を教えてくれた。
そしてしばらくして、わたしが《血盟騎士団》の副団長になってから一年と少しした後、圏内事件が起きた日の昼頃。のんびり昼寝をしていたキリトくんを見つけた時ーーー
『・・・なんだ、あんたか』
『攻略組のみんなが必死に迷宮区に挑んでいるのに、何であんたはのんびり昼寝なんかしてるのよ。いくらソロだからってもっと真面目に・・・!』
『今日はアインクラッドで最高の季節の、さらに最高の気象設定だ』
『は?』
『
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