ガァルマゲドンの進路希望 その1
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。南委員長の特別受験勉強コースが過酷すぎるんだよ〜。過去問題集を何十冊もやって頭がパンクしそうなんだよ〜。」
南委員長とは、高校2年生の先輩で現在は高等部に進学している。完璧主義で高等部でも風紀委員に入り校則に厳しく違反チケットを貼りまくっているらしいをらぁらとは小学5年からの付き合いであるが、性格としては真逆の2人が何故知り合いであるかというと、らぁらとみれいはプリパラという場所でアイドルをしている。プリパラとは、少女達が皆憧れる場所。そこに行くにはプリパラからプリチケと言うチケットが送られてこなければ行くことができない。そこでは、みんなアイドルとして活動することができる。らぁらとみれいはそふぃと言う少女と3人組のグループ『SoLaMi?SMILE』と言うグループを組んでおりプリパラ内ではかなり有名なグループである。かく言うあろまもみかんとガァルルと言う少女3人組からなるグループ『ガァルマゲドン』を組みこちらも有名グループである。
「それは、元々らぁらの頭が悪いからではないか。」
「それは、そうなんだけど…そう言えば、最近プリパラで余りライブ出来てないしやる気が出てこないんだよ…」
「それは仕方ない事であ…だよ。私達は受験生なんだから。」
「ところであろま。あろま最近無理に標準語使ってるけどどうしたの?」
らぁらの質問にあろまはビクンと身体が反応する。あろまはらぁらと出会った時にはすでに悪魔キャラと言うものを作っておりプリパラ内外問わずそのキャラを維持していた。しかし、最近になってそのあろまがプリパラの外で標準語を使用するようになって微妙に残る悪魔キャラとのアンバランスで違和感があった。
「何を言っているのらぁらよ。私は何も変わってはいない。」
「うーん。あろまがそう言うなら大丈夫なんだね。かしこま!」
そう言ってらぁらは自分の席に戻って行った。あろまは、ようやく勉強出来ると思い再びノートに目を向けていくが先程のらぁらの言葉が頭から離れずに集中出来ていなかった。
「(私は、何も変わっていない。そう…変わってるんじゃなくて気付いたんだ。)」
そして、窓の外を見上げる。空は晴天で陽気お天気であった。しかし、あろまの心は晴れているとは言えないような曇った感情が渦巻いていた。
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