第3章:再会、繋がる絆
第64話「休む暇はなくて」
[11/11]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
して、素手となった優輝は手に霊力を流し...!
「なっ....!?」
「っっ....!これ、なら...!」
...レイピアと剣を、無理矢理掴み取った。
霊力で強化したとはいえ、刃が食い込み、血が流れる。
「(予想だにしない一手...つまり、悪手を狙えばいいんだよ...!)」
受け流した方が隙も作りやすく、常に最善手を掴むのが優輝の戦い方。
それなのに無理矢理相手の武器を掴むなど、本来はするはずがないのだ。
「椿っ!」
「今回ばかりは無茶は見逃すわ。....受け取りなさい。」
―――“弓技・矢の雨”
矢の雨が降り注ぎ、武器を掴まれていた二人は咄嗟に手放して避ける。
「っ...!これでっ!!」
―――“封魔陣”
陣のように広がった霊力が、偽物と葵を吹き飛ばす。
「ユーノ、行けるわね!」
「う、うん!」
「舌、噛まないようにね!」
―――術式“速鳥”
すかさず椿が速度上昇の術式を自身にかけ、優輝とユーノを連れて逃げる。
「おまけだ...!受け取れ!」
〈“Cartridge Revolver”〉
そして優輝がカートリッジを偽物と葵の足元に着弾させ、砂塵を巻き起こす。
「もう一発!」
〈“Cartridge Revolver”〉
さらにもう一発が結界の壁に向けて放たれ...結界に穴を穿つ。
「行け!ユーノ!」
「っ....転移!!」
最後にユーノが準備していた転移魔法が発動する。
穿たれた結界の穴から脱出し、三人は偽物と葵から逃げおおせる事が出来た。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ