第3章:再会、繋がる絆
第64話「休む暇はなくて」
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「っ...!通信、回復しました!」
「よし、急いで繋げ!状況を把握するんだ!」
偽物によって通信が切断されたアースラでは、ようやく繋げられるようになったと同時に、急いで状況がどうなっているか把握しようとしていた。
「(転移も通信もできなかった...こんな事ができるのは...!)」
クロノはそんな中、誰が妨害を行ったのか推測していた。
通信や転移の妨害...つまり、システムに干渉したという事。
それができるのは、内部の者かハッキングなどに長けている者。
「(...優輝はこういう何かしらを弄るような事を得意としていた。....まさか....。)」
優輝は複雑な術式などをよく組み立てたりしており、システム面には強かった。
その事から、クロノは優輝の仕業ではないかと勘繰る。
「(いや...今は現在の状況が優先だ...!)」
「映像、映します!」
思考を切り替え、映し出された映像を見る。
「...戦闘は...終わっているのか?」
映像には、倉庫が映し出されており、なのはが気絶して他の皆がそれを介抱していた。
「.....ユーノはどこだ?」
「...いませんね...。」
「とにかく、事情を聞こう。」
そういって、クロノは繋げられるようになった通信から、連絡を入れた。
『皆、状況はどうなった?』
「クロノ!通信が回復したんだな?」
『なんとかな。』
繋がらなかった通信が繋がった事に、少し喜ぶ神夜。
『....戦闘は終わっているんだな?』
「...ああ。結果はなのはが気絶、ユーノが志導と椿を連れて移動した。」
『ユーノが?どういうことだ?』
神夜は戦闘がどんな感じだったかを話す。
「...で、なのはがやられた所でユーノがバインドを利用して転移魔法で移動したんだ。」
『...ユーノの奴....。』
なぜ、ユーノがそういう行動を起こしたのか、クロノは考える。
『(...椿の相手をしていたのはなのはとフェイトとアルフ。そのうちなのはとアルフがやられた所を見るに、自分を犠牲にして戦闘を終わらせたと思うのが妥当だが...。)』
おそらくそうではない、とクロノは思った。
ユーノは無限書庫の司書を務めれる程頭が良く、マルチタスクも使える。
そんなユーノが、ただ転移魔法で隔離するだけとは思えない。
むしろ、強力な防御魔法やバインドで援護した方が効率は良かったとも思える。
その事からクロノは今考えた理由は違うと判断した。
「こうしてる間にもユーノが...クロノ!」
『っ、
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