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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第543話】
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いと思う」
「協力って……何の?」
「む……そう言われると難しいものだな……ふむ」
腕組みして考えるエレン――夕陽に照らされた横顔が綺麗に映る。
「協力とかは気にしなくていいさ。 これからは同じクラスの仲間なんだしさ」
「む、ぅ……」
納得がいかないといった表情を見せる――なんだかんだでコロコロと表情が様変わりする彼女は十代の女子にしか見えなかった。
「まあ気にするなって。 それと……君も悪くはないがヒルトって呼んで構わないぞ」
「む? ……そ、そぅか。 ……なら私の事はエレン――或いはエリー、又はE.Eと呼んでほしい」
そう告げる彼女は夕陽に照らされてるせいか顔が赤く染まっていた――。
「じゃあ……エリーかE.Eのどっちかで呼ぶよ」
「う、うむ。 君の好きに呼ぶといい。 ……は、話は以上だ、戻るとしよう」
そう言って立ち上がるエリーだが、地面の欠けた窪みに足を取られてバランスを崩してしまう。
「危ないッ!!」
海に落ちかける彼女の手を咄嗟に取り、引き寄せるとそのまま彼女は俺の上に倒れ込んできた――女性一人分の加重が加わるも、柔らかな乳房の感触が妙に心地好かった。
「エリー、無事か?」
「…………っ」
返事がなく、徐々に赤面していく彼女――端から見ると俺が押し倒されてる光景にしか見えないだろう。
ふと視界にエリーの大胆に開いた胸元が見える――谷間が強調され、俺の胸板に潰されたそれは柔らかな感触を伝えてくれていた。
「す、すすすまない! わ、わざとではないのだ!」
慌てて飛び起きようとする彼女だが、俺が腰に腕を回してるせいか起き上がれず、身悶えするしかなかった。
「うぅぅ……」
「どうした、エリー?」
「き、君が離してくれないのが……ぅぅ」
恥ずかしいのか顔を真っ赤に染め上げたエリーに、流石にそろそろまずいなと思った俺は解放することにした。
刹那、勢いよく立ち上がる彼女――湯気が出るぐらい赤く染まった表情のまま――。
「で、ででででわ、こ、ここ此にて失礼いたしまする!!」
そう告げ、脱兎の如くその場を後にしたエリー――彼女の温もりが未だに残る中、俺は沈んでいく夕陽を眺めていた。
「〜〜〜〜〜〜ッ!! ま、まだ心臓がバクバクしている……!」
どれぐらい走ったのだろう――気付くと寮近くの公園に居た私は荒い呼吸を整えていた。
「ふ、不意の事故とはいえ……か、彼とあれだけ密着することになるなんて……!!」
思い出しただけでも恥ずかしくて卒倒しそうだった――何度も呼吸を繰り返す中
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