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戦姫絶唱シンフォギア〜海神の槍〜
EPISODE13.想い繋がりて、空晴れ渡る
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、キョウヤ君の事は我々も残念に思っている。むしろ、彼にあんな決断をさせてしまった我々こそ、あなたに謝りたい。」
二課を代表し、弦十郎がフィーネと会話を進める。
「それで、私達はそろそろノースガルドに戻らなければならない。あの装者達によろしく伝えてほしい。フォルテ、美冷、ノースガルドがノイズの被害で危機に曝されている。私とすぐに戻ってほしい。」
「解りました。美冷も、大丈夫?」
「うん。響ちゃん達ともうちょっとお話したかったけど、大丈夫。平気だよ。」
「そうか。1ヶ月程度でしたが、迷惑をかけた。私達はすぐ帰らせてもらう。私達には、私達の復興があるので。」
「大丈夫だ。地球はそんなに柔じゃ無い。自分達の力で復興くらい出来る。」
「ありがたい。それでは。」
フィーネはフォルテと美冷を抱きしめ、移動装置のスイッチを押し、ノースガルドへ帰還した。


それから二年後─
「皆さん、今日は私達のライブに来ていただき、誠にありがとうございます。今から歌う曲は、二年前に戦場で散った私の戦友に向ける歌です。聴いて下さい。『EXTERMINATE』」
「-♪天高〜く轟〜け 波打つ想〜い束ねて 真実の音色は そこにあるか〜ら─-」
翼はマリアとの合同ライブのトリでキョウヤに向けて一曲歌う。
「皆さん、改めて、今日はありがとうございます!」
歌い終えた翼はステージから去って行く。
「いい曲ね。」
マリアと合流した翼に、マリアは翼にそう言う。
「ああ。キョウヤは立派な戦士だった。あの時、絶唱を奏でたのが惜しい位だ。」
「剣が誉めるくらいなら、立派だったのね。」
マリアは翼の言葉に頷きながら耳を傾けていた。

一方、ノースガルドでも─
「さあ、美冷の番だ。頑張るんだよ。」
「解っているよ。何時までも子供扱いしないで下さいよフォルテさん。それじゃ、行って来るね。」
美冷は舞台裏からステージに登って行く。
「みんな!今日はエルドラドの復興ライブに来てくれてありがとう!それじゃ、前置きなんてすっ飛ばしていくよ!」
美冷は演奏家に合図を送る。
「-♪Let's go!rin!rin!rin! 思い立ったが Lucky day's-」
美冷は歌い始める。
「-♪みんな!きっと!わたしが! 多分!勝てる!未来を! 予想しているから今日はHappy day's!   だからあなたも 諦めないで!rin!rin! rin!-みんな、今日はありがとう!最後は、今日の大トリ、フォルテさんで締めくくります!」
美冷の言葉を聞いてフォルテは上がって来る。
「皆さん、今日はボク達の故郷、エルドラドに来ていただき、ありがとうございます。それでは、ボクの一曲をもって、最後とさせていただきます。」
フォルテの言葉を聞き、演奏家は伴奏を奏で始め、
「-
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