196部分:第二十六話 薔薇の聖闘士その七
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えた。
「そうではないのか?」
「そうかもな。それではだ」
「うむ」
「また。共に闘うとしよう」
こうシオンに告げるのだった。
「この闘いでもな」
「そうするとしよう。それではだ」
「またな」
「また会おう」
最後にこう言葉を交えさせて別れるのだった。男は鏡から姿を消した。シオンもまた暫くはその部屋に留まっていたがやがて立ち去った。部屋にはもう誰も残ってはいなかった。
第二十六話 完
2009・4・22
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