機動戦艦ナデシコ
1457話
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俺の指示を伝えるのだろう。
……まぁ、スティングはともかく、レイは何だかんだと優しいところがあるからな。
これは原作と違ってムウやナタルに育てられた影響もあるんだろうが。
「ああ、そうしてくれ」
短く言葉を返すと通信を切り、次にやるべき事……と考える。
だが、向こうにとっての本隊であるここへの攻撃は既に殆ど防がれており、反撃で手痛いダメージを食らっている。
こうなると、賊軍にとって出来るべき事は一気に減っていき、これ以上は組織を維持するのも不可能になるだろう。
だとすれば次にやるべきは、サワガサキ、グリューノを裏切った軍人、クリムゾングループの社長なり会長といった者達、そして何より草壁とその仲間……賊軍の首謀者達を捕らえるだけなんだが。
問題はこっちに来ているかどうかなんだよな。
グリューノを裏切った軍人辺りなら、軍人だという事でこの戦場に来ていてもおかしくはない。
だが、それ以外の者達が来ているかどうかと言われれば、首を傾げざるを得ないのも事実だ。
……賊軍が崩壊した以上、もう奴等に残っている戦力というのは殆どない。
影響力はあるだろうが、それを実行する力がない以上はやれるべき事は非常に少ない。
ただ、その代わりテロとかゲリラ戦とかをするようになるというのは、それはそれで困るんだが……この辺は量産型W辺りに任せる事になるだろう。
後は、勿論討伐軍の連中に。
そんな風に考えていると……
『アクセル、緊急連絡だ! 火星に敵が出現したらしい!』
シロガネのナタルから、そんな通信が入るのだった。
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