暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第244話
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いうのにご挨拶だな。”試練”の件を考えたら別におかしくはないだろ?俺はマルコーニ会長を始めとした”ルバーチェ”の連中の”減刑”の為なら、双界を守る決戦の精鋭部隊にも喜んで協力するぜ?」

「ものは言いようですね。」

「ったく、この間まで敵だったアリオスのオッサンもそうだが、”キリングベア”までよりにもよって双界の命運がかかった決戦で俺達と共闘するとか、まさかこれも自称”ただの新妻”のめぐり合わせってやつか?」

「フッ、その可能性は否定できんな。かつて”ユリス”を倒す決戦の時も今のそなた達と似た状況だったからな。」

ガルシアの説明を聞いたティオはジト目で呟き、疲れた表情で溜息を吐いたランディの推測にツァイトは口元に笑みを浮かべて答えたが

「だから何でもかんでも私のせいにしないで下さいと、何度言ったらわかるんですか!?しかもツァイトまでそんな事を言うなんて……!レグナートといい、貴方といい、”眷属”のみんなは私が貴方達の”親”として大切に育ててあげたのに私がいやがっている事を口にするなんて……!どうやら、よほど貴方達の幼い頃の話とか貴方達にとって知られたら”色々と不味い話”を七耀教会の人達に知らせて、今後永遠に多くの人々に貴方達の”黒歴史”を伝え続けてほしいみたいですね?」

「なっ―――正気か!?」

顔に青筋を立てて反論した後膨大な威圧を纏って微笑んだエイドスの言葉を聞くと焦ってエイドスに問いかけた。

「フフッ、私は必ず”有言実行”する人物である事は貴方なら”よくわかって”いるでしょう?」

「ぐっ……!すまない……!さっきのは私の失言だった……!だから教会に私達の幼き頃等を伝えさせるのは本気で止めてくれ……!」

「エヘヘ、ツァイトが焦る様子なんて初めて見たね♪」

「ううっ、どういえばエイドス様に空気を読んで黙ってくれるのか、本気で知りたいわ………」

「それもせやけど、冗談抜きで七耀教会(オレ達)にとってはとんでもない事実を前置きもなくさり気なくしゃべらんといてほしいわ〜。」

「同感……”空の女神”の”眷属”達が”空の女神”に育てられたなんて、どう考えても”聖典”に新しく載って当然の内容だし………」

必死に嘆願している様子のツァイトを見た未来のキーアは無邪気な笑顔を浮かべ、ルフィナとケビン、リースは疲れた表情で頭を抱え込んだ。

「アハハ……それよりも話には聞いていましたが、まさか本当にかつて死亡した人物の亡霊―――それも”鉄血宰相”と縁のない方達まで力を貸しているなんて、正直信じられない思いですよね……」

「――――ま、ヨアヒムを除けば彼らはある一点については共通しているから、”鉄血宰相”はそこをついて彼らを手駒にしたんだろうね。」

「……”零の御子”が改変した世界
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ