日常 U
第17話 一日秘書艦
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金剛「っというわけでテートク!今日のお茶はレモンティーを用意したデース??」
鎮守府恒例の…いや執務室恒例のティータイム。
今日のお茶は普段とは違うレモンティーとのこと。しかもお菓子もまた違うやつだ。
座蒲郎「では有難く」
けど何れにしても金剛が用意するお茶とお菓子はどれも美味しいからまずレモンティーから口をつける。
≪クイッ≫
座蒲郎「いつもと違うけど、美味しいからいいや」
レモン風味のお茶が口の中で広がって清々しい気分になる……
≪スッ≫
金剛「今日はこのケーキを用意したデース!」
そう言って金剛が出したのは、スポンジ生地の間にクリームと何やらジャムみたいなのが挟まれたケーキだった。
座蒲郎「金剛、このケーキは?」
金剛「これは英国のヴィクトリア女王の大好物として有名なヴィクトリアスポンジケーキで、その中で最もスタンダードなジャムとクリームを挟んだケーキデース!」
座蒲郎「へえー、そうなんだ」
ヴィクトリア女王の大好物ね……なら食べてみる価値有りだな……
≪パクッ……モグモグ≫
座蒲郎「美味しい、最高の美味だ」
食べるとクリームとジャムが(口の中で)広がり、そして混ざって最高の味を引き出して、今までのお菓子とは比べ物にならないほどの美味だった。
ーーーー
ティータイムの直後……
長門「提督、食べた後に言うのも何だが……」
座蒲郎「ん、何?」
長門「金剛が用意してるお菓子は全部、本人の手作りなんだぞ」
座蒲郎「??」
長門の口から発せられた“金剛の手作り”に俺は動揺を隠せなくなってしまった。何せ向こう(現実世界)での金剛は料理は出来ない事で知られてたのに、実際に食べたらかなりの美味。
ってよくよく考えてみたら……
座蒲郎「ここと向こうは全くもって異なってるから、金剛が料理出来ても別に不思議はないか……」
向こうとは違い、今居るのはゲームの…と言うより“艦これ”の世界。向こうでの常識とかが通じないのなら今更驚いても仕方ない……
長門「お前が言ってる通りだ、オマケにスイーツ以外の料理も神級だがな」
座蒲郎「マジか……」
オマケに他にも料理の腕も達者らしい……
座蒲郎「まぁいい、とにかく仕事の続きだ」
とはいえ執務再開をする。
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11:56(ヒトヒトゴウロク)
座蒲郎「終わった……」
最後の一枚の書類を打ち終わり今日の仕事は何とか終了。
なのになんか物足りない感じがするのは気の所為かな?
金剛「テートクお疲れ様デース!
ところでトゥデイ何か用事はありますかテートク?」
座
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