第十八章
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イダー達がいます。ここで問題となるのはまずワームが何者かということでしょう。
ヒーローショーではワームの主はキュリオスというスカラベのワームになっています。スカラベはエジプトにおいて王の省庁となっている昆虫でした。キュリオスという言葉の意味もギリシア語において王という意味だそうです。つまり彼はワームの王です。
そのキュリオスが支配するワームは先程も申し上げましたが他の星から来ています。果たしてどの星から来たのか、問題はそこにあるでしょう。
僕はキュリオスもまたスサノオの分身であると考えています。カブトは三十五年前に何があったのか、が大きな伏線になっています。その三十五年前こそショッカーの暗躍がはじまった時です。カブト自体が仮面ライダー三十五周年記念作品であることがこの伏線の大きなヒントになったのでしょうがこれまで全くと言っていい程このことは触れられなかった昭和ライダーと平成ライダーのつながり、そして他の平成ライダーとの時系列の問題がカブト以降急激にこれまでないのではと思われていたのが実はつながっているのだ、と考えられるようになってきています。そしてディケイドでテレビ版の剣崎一真がブレイラウザーに変身してたことにより平成ライダーのつながりが明らかになりました。平成ライダーの世界は全て同じ時系列にありヒーローショーの設定により彼等は死しても何度も蘇りスサノオと戦う運命にあるのです。このことはカブトから実際に述べられてきたと思います。
カブトの特徴としてこのワームが人になりかわって活動しているということがありますがここでも果たしてそれだけで人でなくなるのか、という平成ライダーでのテーマが表れていると言えるでしょう。
まずその代表として日下部ひよりがいます。彼女はシシラーワームであり厳密に言うとネイティブになります、両親が殺された時にお腹の中にいたのでそこでワームに擬態されてそのうえで生まれたのが彼女です。そうした意味で彼女は人間ではありません。
しかし彼女が人間でないということは到底言えません。何故ならその心は紛れもなく人間のものだからです。人として生まれ育ってきています。外見なぞその事実の前には何の意味もないでしょう。兄である天道も最初は妹の真の姿に驚きどうするべきか戸惑いましたがやがて決意しました。人間である彼女を何としても、例え世界を敵に回してもそれでも守ろうと。カブトは絆がテーマとなっていますがひよりは兄との絆により救われています。
そして神代剣です。仮面ライダーサソードでもあり貴族の嫡流でもある彼は一見して非常に場違いで道化的要素の強いキャラです。貴族であるが為に世間知らずでありそのノブレス=オブリージュは常に空回りしています。しかし彼は姉と共に自分も殺されその自分を殺したサソードワームが正体となっています。彼は最後の最後ま
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