地上の異変
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
「ハレルヤ?!」
「思った通りだ…。ヘッ、俺の脳量子波に惹かれて来やがった!」
ハレルヤは、変電所敷地内の中を逃げ回り、建物の屋上に到達する。
「へっ!これるもんなら…」
背後に気配!そう思い振り向くと、ヘリコプターが
下は、車両で埋め尽くされ。目の前にはヘリコプター…
どうする?!……。その時、頭上から光線が。
「あれは…ガンダム!?」
トールギスWが、彼らの迎えの使者として選ばれた。
そして、予想通り中からはニールが現れ。
「悪いな、荒熊夫妻からの迎えだ」
―――――――――――――――
ビリーのいる宇宙技研。そこに、三人の人物が現れる。
「ヨハン総帥、キム中将…」
互いに敬礼をし、話を始める。
「連邦議会から急遽、お越しになられた」
「大統領特使の、クラウス・グラードです。それで、状況は…」
画面に映し出された少女。その体の半分が、金属らしきものに覆われている。
「これは…」
「どういう事だ…」
「事実だけを述べると、被検体…いえ、この少女の肉体組織のほぼ半分が、金属へと変化しています」
「我々は、この異性体をELS(地球外変異性金属体)と名付けました。恐らく、総帥は何かを感じるかと」
ビリーの言葉に、室内の全員がヨハンを見る。
映像を見たヨハンは、その場の者に知っている事を伝える。
「恐らく、この異性体…ELSには知性があるだろう。それと、恐らく彼らの対話の手段として、同化・融合を行うのだろう」
「では、我々は…」
「あぁ、彼らは自身と同じ脳量子波を発する人間に、対話を図ろうとしている」
「成程、話が通じると思われる人間に接近していたのか」
「しかし、総帥…同化するという事は」
わかった事は増えたが、まずい状況なのは変わりない。
「あぁ、ELSは相手を理解する方法として、同化を行うのだろう。しかし、それは我々にとっては脅威だ」
「完全に同化された人間は、死んでしまうからだ。この少女の様に、半分で止まってくれるとは限らない」
「グラード議員、議会にこの事を伝えてください。それと、脳量子波の高い人達の避難を」
「わかった。すぐ手配しよう」
大統領執務室。そこでは、ヨハンと大統領達が面会していた。
「総帥、2年前に仰っていた通りですね」
「あの時は、半分上段と思っていたが…」
「情報漏洩の危険は?」
「ネットワークはヴェーダによる情報統制を、マスコミにも協力を仰ぎました」
「総帥、彼らに侵略の意志がない事はわかりました。対処はどの様に?」
「高濃度GN粒子散布による、意識共有領域を作り、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ