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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第11話 私、謎の敵と交戦します。
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話?」
『いや、そんな予感がしてたんだ。なんか……白式が教えてくれたような………。』
「…………まあ良いわ。織斑、鈴。二秒止めて。こっちで止め差すわ。」
『……出来るのね?』
「こう見えても正直者なのよ。」
話は纏まった。織斑にも何か策があるようだ。さて、こっちも準備しよう。
「セシリア、タイミング合わせて。」
「分かりました。しかし、遮断フィールドは?レベル4になっていると聞きましたが………。」
「へ?そうなの?」
「………通信聞いてないんですの?」
そう言われて思い出す。山田先生に止められて通信を切っていたのだった。まあでも、
「関係ないわ。ぶち抜けば。」
「………全く貴女という人は。」
セシリアは呆れたように呟くと、ライフルを構える。ビットも展開し、斉射の構えだ。よし、こっちも。
「玉鋼、バスターモード移行。射撃シーケンス開始。」
音声入力。ウイングスラスターが機体にドッキングし、PICを全て姿勢制御と機体固定に回す。両足から安定用の支持脚が滑り出し、両肩の秋雨の砲身が延長され、前にせせりだす。
「水鏡展開。仮想砲身形成……完了。」
水色の膜が秋雨の砲口に絡み付き、砲身を更に引き延ばす。これは斥力バリアのエネルギーを利用して、更に荷電粒子を加速させる為だ。
全エネルギーを秋雨に回す。射撃モードは収束、径を絞り、貫通力に特化させる。ハイパーセンサーを狙撃モードに切り換え、視界を狭め、一点をズーム。
砲口から翡翠の燐光が漏れ出る。エネルギーが出口を求め、キイイィィという高周波の共鳴音を響かせる。
「カウント5秒で仕掛けて。いくわよ……5……4……3……2……1……………GO!!」
合図と共に鈴が最大出力で衝撃砲を放つ。その射線上に何故かしゃしゃり出てくる織斑。コイツ本気でバカなのか?
当然の如く背中に直撃して、叩き落とされ…………て、ない!?いや、そうか!衝撃砲を取り込んだのか!!
ISのスラスターが垂れ流す余剰エネルギーを再度取り込み、自身の推進力に転換する。瞬時加速の大雑把な理屈だ。その取り込むエネルギーは、別に自分のモノである必要はない。そして、瞬時加速の速度は『取り込んだエネルギー量に比例する。』
砲弾の様なスピードで突っ込んだ織斑は、相手に離脱させる隙も与えず、零落白夜で右腕を斬り飛ばした。その織斑を、左の砲口が捉える。
「……セシリア!?」
「いつでもどうぞ!」
頼もしい返事を背に受け、臨界寸前の秋雨を解き放った。
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