暁 〜小説投稿サイト〜
IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第11話 私、謎の敵と交戦します。
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
みたいな動きだ。それに、こちらの動きに対して対応に、全く変化が見られない。こちらがAという行動をしたらB、CをしたらDと、予め決められていた様な動きだ。
そんな相手の先を読むのは簡単だ、少しフェイントを交えれば、面白いぐらいあっさり引っ掛かる。まるで、人ではなくロボット、AIか何かを相手にしているみたいだ。…………いや、まさかね。
そんな事をうすらぼんやり考えながらチラとアリーナの戦闘に意識を向ける。織斑が前衛、鈴が後衛で戦っている様だ。けれど、あの無数のスラスターによる瞬時の離脱と、回転しながらの熱線乱射に手こずっている。まあ、私も玉鋼じゃなかったらあの中に突っ込むのは御免だしね。
と、敵が動きを変えた。このままじゃじり貧だと分かったのだろう。ダメージ覚悟で血染紅葉を掌で受け止める。刀身が装甲に食い込み、左の砲口はもう使い物にならなくなった。けど、血染紅葉を掴まれた。馬力差は明確なのでこのまま手離すしかない。
私が一人ならね?
突然、後ろから飛来する蒼い閃光。意思を持って突き進むそれは、寸分狂わず敵の肘を捉えた。緩んだ一瞬の隙を逃さず血染紅葉を引き戻し、バリアを纏わせて全力の斬り上げ。狙いは損傷した肘。そして、敵の左腕が宙を舞った。
その光景を見て、予想とも言えない当て推量が、実は的中だったことを理解する。切断面に見えるのは機械パーツのみで、そこに人体の要素の欠片も見られない。
そう、こいつは『無人機』だ。
展開しっぱなしだった弓張月の砲口に、バリアを槍状に纏わせて突き刺す、胸の中央を貫いた所で散弾を発砲。敵は一瞬ビクンッと震えたあと、力無く崩れ落ちた。
コアは避けたので無傷だ。念のため抜き取ってから後ろを振り返る。
「ナイス、セシリア。」
そこには、やはりと言うべきか、長大な高性能レーザーライフル、スターライトmk―Vを構えたIS、ブルーティアーズ。それを纏うイギリス代表候補生、セシリア・オルコットの姿があった。
「当然ですわ。友の危機に駆けつけずして、何が貴族、何が代表候補生でしょうか?」
ニッ、と笑うセシリア。一月前、入学初日の私が今の光景を見たらどう思うだろう。
と、そんな暢気にしてる場合じゃなかった。
織斑と鈴に再び注意を注ぐ。既に二人ともエネルギーが底を尽きかけている様だ。何やら織斑が鈴に話している。そこに割り込む様に通信を入れた。
「こっちは片付いたわ。何とかなりそう?」
『………難しいわね。あんたと違って直撃を弾けないからね。』
『多分肉薄することは出来るんだけどな。一回だけだ。』
「そう……因みにソイツ、無人機って気付いてる?」
『そうなの!?てっきり一夏の考え過ぎかと……。』
『やっぱりか………。』
「何の
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ