暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1455話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
心配する要素はない。
 さて、取りあえずこうして見る限りでは全員準備が出来ている。
 だとすれば、こちらとしてもそろそろ動くか。
 オープンチャンネルを使い、出撃する機体全てに通信を送る。

「これから俺達は地球に向かう。そして賊軍に対して絶対的な攻撃を行うことになるだろう。賊軍が何故このような行動を起こしたのかは分からないが、それでも行動を起こした以上はこちらとしても対処せざるを得ない」

 ……本当に、何を思って今回行動を起こしたんだろうな。
 考えられる可能性としては、この前の無人島で俺の暗殺を失敗したのが大きかったのか?
 こっちが本腰を入れるより前に、先手を打とうと……そういう事なら納得出来ないでもない。
 ただ、草壁だってシャドウミラーにはシステムXNが……転移システムがあるというのを知ってる筈だ。
 それを知った上で、何故こんな真似が出来るのかは……向こうにとって自殺行為以外の何ものでもない。
 それとも一発逆転の策が何かあるのか?
 そんな都合のいいものがあったとして、何故今までそれを使わなかったのかという疑問はあるが……まぁ、その辺は実際に転移してみればはっきりとする筈だ。
 それに今回地球に向かうのは俺達だけではない。量産型Wのファブニールが1機白鳥を木連へと運んでいる。
 そして今回明確に討伐軍側に協力をするという事を示す為、木連の戦力もファブニールが地球に運ぶ事になっている。
 つまり、ぶっちゃけこの時点でもう賊軍の敗北というのは決まっている未来な訳で……正直、これから行われるのは一種のパフォーマンスに近い。

「行くぞ。システムXN、起動。転移座標入力……OK。転移フィールド生成開始」

 その言葉と共に、ヤンマやカトンボ、シロガネ、ニヴルヘイムを包み込むように光の繭のような転移フィールドが生成されていく。
 やがて転移フィールドが地球へと向かうこちらの戦力の全てを包み込んだところで、最後のトリガーを口にする。

「転移」

 その言葉と共に俺達は転移を完了し、転移フィールドが消え去った時、既に俺達の姿は地球へと存在していた。
 そして目の前には、サセボシティにある軍事基地へと襲い掛かっている無数の兵器。
 アカツキから聞いている話が正しければ、ここを攻めている戦力が賊軍の中でも主力の筈だ。
 もちろん主力って事は、他の場所を攻めている部隊も存在するんだろうが。

「全軍、所定の判断に従って行動せよ」

 その言葉と共に、それぞれが別々に行動を起こす。
 普段であれば実働班は纏まって行動を起こすのだが、今回に限っては違う。
 ある程度纏まってはいるが、殆どバラバラに行動する。
 ……まぁ、ぶっちゃけ俺の乗っているニーズヘッグと、ギルフォードのヴァルシオン改、ムラタ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ