第二十九話 決戦
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はそれを難なくかわし、攻撃してくる。
俺はそれを剣で弾き、パンチするが、盾で止められる。
だが、ここで俺の攻撃は終わる訳が無い。
そのままパンチ、キックを次々と繰り出し攻撃する。
アーサー「オオォォォォ!!」
ヒースクリフ「くっ、」
全力の力を込めたパンチをヒースクリフは後ろに跳んで衝撃をやわらげ、防いだ。
ヒースクリフ「すさまじい攻撃だな。 少し焦ったよ。」
アーサー「はっ、完全に防いどいてよく言うぜ。」
短い会話をし、また攻撃に入る。
今度はフェイントを混ぜて攻撃するが全部防がれる。
アーサー「クソッ。」
一見、俺が善戦してるように見えるが実際は完全に五分五分だ。
ヒースクリフの防御を抜けたわずかなダメージとたまに来る反撃でお互い一割ほどHPを削られている。
だが、これまでの攻略、さらに今の攻防で神聖剣の盾をどうやって攻略するかは考えてある。
アーサー「ハァァァ!!」
まずは剣を上から降り下ろす、すると盾で防ぐのだが、このとき盾と地面に大きな隙間が出来る。
アーサー「ここだぁっ!」
そこに足をかけ、盾を蹴り上げる。
すると盾は腕もろとも上げられ盾で守れなくなる。
アーサー「これで、終わりだ!」
そこに剣で攻撃する、が、その時世界がブレた。
上げられたヒースクリフの腕が戻り、防御しようとする。
それはホンの一瞬のはずだったが、時間が引き延ばされたように俺の体は動かない。
アーサー(これは、マズイ!)
そう考えるやすぐに俺は回避と防御のため体を回転させ始める。
そして、俺の攻撃は防がれ、ヒースクリフの攻撃が来る。
が、体を回転させ、剣で防ぎ、さらに手で地面を突き、その場から離れる。
ヒースクリフ「な、」
ヒースクリフがあり得ないという表情をしている。
アーサー「危ねぇ。 あと0,1秒でも回避が遅かったらやられてた。 そんな隠し技を持っているとはな。」
隠し技にしても可笑しすぎだがな。
ヒースクリフ「・・・驚いたのはこちらもだ。 まさかアレを避けられるとは考えて無かった。 この技は回数制限が有るのでね。出来れば当たってくれてた方が有り難かったよ。」
アーサー「そうかよ。 なら、こっちも全力で行かせて貰うぞ。」
ヒースクリフ「何? ここまで本気で無かったと言うのかね?」
アーサー「あぁ。」
それだけ言って一瞬、目を閉じ奥の手を発動する。
集中力が極限まで上がる。
これが俺の切り札の一つ『ゾーン』だ。
そして、もう一つ。
ヒースクリフを睨む、それに反応したのか、二、三歩ヒースクリフが後退する。
『覇気』、それが俺の二つ目
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