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SAO〜円卓の騎士達〜
第二十七話 青眼の悪魔
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〜キリト side〜

アーサー「軍、か。」

その言葉を聞いて俺達はバカ騒ぎを止めた。
そして、数秒後、安全エリアに軍が入ってきた。

???「よし、休め。」

パーティーリーダーであろう男が命令をするとメンバーは疲れきった様子で崩れ落ちるように座る。

コーバッツ「私はアインクラッド解放軍のコーバッツ中佐だ。 このパーティーのリーダーは?」
アーサー「俺だ。 俺は『円卓の騎士団』ギルドマスターのアーサーだ。 ところで、軍の正式名称、いつの間に変えたんだ? 元々はMTDという名前だったはずだが。」
コーバッツ「私達をあのような腑抜け共の集まりと一緒にしないでもらいたい。」
アーサー「・・・分裂、といったところか。」
コーバッツ「ふん。 それよりも君たちはこの先もマッピングしているのか?」
アーサー「・・・あぁ。 ボス部屋の前まではな。」
コーバッツ「なら、そのマップデータを渡して貰おう。」
クライン「な、てめぇ! マッピングする苦労がわかってんのか!?」
コーバッツ「私達アインクラッド解放軍は諸君等市民のために戦っている! それに市民が協力するのは当たり前の事である!」
アーサー「そうかい。 まぁ、マップは街に戻ったら公開しようとしてたからな。 持ってけ。 ただ、ボスにちょっかい出すのは止めとけよ。 アンタのお仲間も相当消耗してるみたいだしな。」
コーバッツ「私の部下はこの程度で音をあげたりはしない。 そして、ボスに何をするかはリーダーである私が決めることだ。」

そう言うとコーバッツは仲間を引き連れてボス部屋の方向へ向かっていった。

クライン「大丈夫なのかよ、あいつら。」
ユージオ「流石にあの人数で攻略するとは思えないけど。」
コジロウ「心配ですね。」
キリト「・・・仕方が無い、様子だけ見に行くか。」
アーサー「あぁ、あれで全滅されたら後味が悪すぎる。」

そう言って俺達もボス部屋へと向かった。

クライン「もしかして、もう転移結晶で帰っちまったんじゃないか?」
キリト「そうだったら良いけど。」

嫌な予感がする。

と、その時通路の奥から悲鳴が聞こえてきた。

アーサー「あのバカ!」

その声に反応し、ボス部屋まで走っていく。
ボス部屋の中は阿鼻叫喚、その言葉が合っていた。
軍は統制がとれず、さらにHPもほとんどがイエローまでおちている。
加えて人数が二人足りない。
逃げたのか、もしくは、、

サクマ「何してる!? さっさと転移しろ!」
「だ、ダメだ! 転移結晶が使えない!!」

結晶無効化地帯、その言葉が頭の中に出てきた。

コーバッツ「何を言うか! 軍に撤退の二文字は無
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