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影の導き
影の導き-5
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穂乃果「絵里ちゃん?大丈夫!?」

絵里「えぇ…大丈夫よ……」

海未「って血が出てるじゃないですか?」

絵里「これくらい……少し引っ掻けたただけよ」




そう言う絵里の眼には、光がなかった




真姫「……ッ?」ダッ



部室を飛び出した希を追うために真姫も走り出す



にこ「真姫?」

真姫「あれはいつもの希じゃない」

にこ「…そうね」

真姫「私が何とかする?」

そして再び走り出そうとする真姫をにこが呼び止める

にこ「真姫?分かってるわよね?」

真姫「何を!?」


振り向きながら叫ぶ真姫に、にこは真剣な眼差しで答える

にこ「μ'sはいつでも」

真姫「9人でひとつ?」


そし真姫は希を追って学校を後にした











〜神田明神階段下交差点〜



真姫「希?」

希「真姫ちゃん…よくここが分かったなぁ?」

真姫「御託はいいわ、正体を現しなさい」



すると希は下を向きながら肩を震わせながら笑い始めた


希?「ククク…なんだ…流石にもうバレていたか……」


すると希の後ろに、赤く鋭い目付きをした如何にも醜悪な顔をした異星人の影が姿を現した



ダイナ『あいつは、グレゴール人!?』

真姫の背後に己の影を出したダイナが驚愕の反応を示した


グレゴール『ウルトラマンダイナ……かつて同胞が世話になったな』

真姫「ダイナ……あなたあいつを知ってるの?」

ダイナ『あぁ、前にいた地球で俺に挑戦してきた格闘家を名乗る宇宙人だ』

グレゴール『その通り、しかし俺はやつらとは違う、矜持だの誇りだの下らぬ?強さこそが本当に必要なものなのだ?』

ダイナ『なんだと……』

グレゴール『そして強さとは、負の感情の強大さに伴う』

真姫「それで…希を利用したの…?」

グレゴール『こいつの心の奥底に眠る負の感情はとても深く、醜いものだったぞ』

真姫「許さない…」

グレゴール『そしてウルトラマンダイナよ……我々グレゴールの民は貴様にたった一人負けただけで宇宙で弱者の扱いとなった……故に俺は貴様に復讐を誓う?』

ダイナ『その為に俺に化けたのか』

グレゴール『その通りだ』



?「希?」


真姫とダイナがグレゴール人と話してると、そこに絵里達μ'sメンバーが駆けつけた


真姫(絵里?)



希は交差点の真ん中に立ち、真姫と絵里達はそれぞれ別の交差点に立っているため絵里たちから真姫の姿は確認できない


希「あんなこと言われてまだウチのとこに
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