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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
クォータージャンプ
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ーが中央のステージにいます。人数の割合はプレイヤーに対し味方1:敵3です』

言われてみると、ウェンディと同じチームなのは俺だけで他は敵チーム。向こうのフィールドもミリアーナさんの仲間はカグラさんで、後はこちらのチーム。1:3の割合になっているね。

『プレイヤーのお二人には、ゲームが開始しましたらできるだけ早く一人だけいる味方のステージに飛び移ってもらいます』
「「「「「!!」」」」」

その説明が聞こえた瞬間、一斉に全員が司会者の方を向いた。その後、ウェンディがいるステージと俺がいるステージとの距離を目測で測ってみる。しかし、じっくり見てみるとそこまで大きく離れているわけではない。精々一メートル・・・いや、それよりも短いかな?

『ゲーム開始と同時にヘッドフォンは外してもらいます。なので、サブの方には声で自分の方に仲間を呼び寄せてもらう役目を担うことになります』

アイマスクはゲーム終了までつけっぱなし・・・ヘッドフォンはゲーム時は外されて俺たちの声を聞いてその方向へとやって来る。四人の中から一人だけいる仲間を選んでその元へとジャンプする・・・だから1/4(クォーター)ジャンプか・・・

「そのルールだと声で味方か敵かわかるんじゃないか?」

ルール説明で素朴な疑問を感じたリオンさんが司会者に質問をぶつける。彼の言う通り、そのルールだと俺とカグラさんが仲間を呼び寄せるだけ。他のサブの必要性がないような・・・

『その心配はございません。皆さんのいるステージには特殊な魔法をかけており、声が全員同じに聞こえるようにされております。さらにはフィールド外からの声が聞こえないように、術式も展開し対応しています』

全員の声が統一されているなら、敵サブたちは味方のフリをしてプレイヤーを自分たちのところに呼び寄せ、失格にさせる役割か。
さらには観客席の声や別フィールドの声も聞こえないとなると、味方はどれだけ早く信用してもらうか、敵はいかに騙すかが勝負の焦点になってくる。

「仮に二人とも間違ったらどうするんだ?」

別フィールドのカグラさんが手をあげて質問を投げ掛ける。彼女の言う通り、敵サブが二人を完全に騙しており、味方の元に飛べなくすることだってできる。でもそれだと、このゲームは両チームとも失敗しているから勝敗をつけることができない。
その場合はどうなるのだろうか?

『両者ともに失敗の場合はゲーム不成立。再試合となります。その場合はもう一度サブの皆さんの配置を決め直しますので、くじ引き、転送、ゲームの順番になります』

プレイヤーだけは最初に決めた人物からは変えられない。しかし、サブの配置も同じままで延長戦になると、プレイヤーが誰が味方かわかった状態でやることになるかもしれず、あっさり成功で勝敗つかず、な
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