第十二章
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すから。井上敏樹脚本では痛いまでに純粋な愛が見られます。それがファイズにおいて見られました。
このファイズの世界と完全に一つになりスサノオの存在を露わにしたのが剣の世界でした。
その剣の世界の核となるのはバトルファイトですが前述の通りこれはスサノオの仕組んだものでした。一万年前のその時から彼は仕組んでいたのです。
それに気付いたヒューマンが彼に対して講じた手段とそれに対するスサノオの工作、そこでオルフェノクが生まれまた三つのベルトが誕生したのも前述の通りです。
そして剣本編でのバトルファイトです。これは見ていくと次第にライダー、即ち人間が他のアンデット達を倒していき最後には絶対に人間が勝者となるものでした。スサノオはこれも意図していたのでしょうがここで天王路はその勝利の果てに勝者である人間を倒し究極の存在として生き残ることを考えていたのでしょう。
天王路の正体はオルフェノクでした。オルフェノクは長くは生きられません。天王路は間違いなく花形社長と同じクラスにあるかなり高位のオルフェノクでした。その彼はバトルファイトの中で絶対の存在になろうとしました。それがオルフェノクである彼が目指したものでした。そのうえで永遠の命を得ようとしたのです。
しかし彼の想定以上にライダー達、つまり人間達は強くなっており彼は敗れてしまいました。彼は自分がオルフェノクであると考えそのうえで人間を滅ぼそうとしました。しかしオルフェノクは人間なのです。それを理解していなかったことで既に彼の運命は決まっていました。彼もまたスサノオの罠に陥っていたことに気付かない者でした。
このバトルファイトの中で一人特異な存在がいました。それは剣というストーリーを形成した非常に重要な要素であるジョーカーです。彼は突然出て来たイレギュラーな存在としてのアンデットでした。ヒューマンの力で相川始となりカリスのカードで仮面ライダーカリスとなる。そうした存在でした。
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