第九章
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らわせる為に。
オルフェノクの存在はヒューマンにとって思いも寄らないものでした。しかしこれを何とかする必要がありました。ですがそれと共にバトルファイトについても何とかしなければなりませんでした。
その為オルフェノクに対してこれといって動かなかったのではないでしょうか。そして彼はおそらくオルフェノクの本質もわかっていたと思います。オルフェノクは姿形が違うだけで人間です。その姿形が変わったことで惑わされる人間の有様についてはスサノオは最初見るつもりはなかったかも知れません。しかし次第に人間の行動を見てそれを楽しみとするようになってそれが変わっていったのではないのでしょうか。ヒューマンもそれがわかっていた為自身はオルフェノクに対してこれといった行動を取らなかったのだと思います。
ただスマートレディをオルフェノクに対して向かわせたと思います。スマートレディはオルフェノクとは何かを非常によくわかっていたスマートブレイン社の花形社長に近付き話したのではないでしょうか。そして花形社長はそれにより三本のベルトを開発したのだと思います。彼はオルフェノクの王を護る為ではなく倒す為に開発したのです。そして流星塾を造りそこでオルフェノクの王を倒せる子供達を見つけようとしていたと思われます。最初はそこから王を見つけようとしていましたが。おそらく彼はスサノオの存在について知っていたのでしょう。また僕は剣の天王路もまたスサノオの存在を知っており彼もまたオルフェノクだったと見ていますが彼については後述とさせてもらいます。
その三本のベルトですが脚本を書いた井上敏樹氏によればこの三本のベルトこそが物語の主役だとのことです。ファイズ、カイザ、デルタの三本のベルトですがこのベルトを巡って人間達が争います。人間とオルフェノクではありません。人間同士です。何故ならオルフェノクもまた人間だからです。何故ならその心が人間のものだからです。このことに惑わされる人間達のことも描かれていたのがファイズです。
その三本のベルトは王を護る為だと考えられていましたが実は倒す為でした。なぜなら仮面ライダーは人間がスサノオと戦う存在だからです。だからこそ倒す為なのです。これをわからないで人間なのか、オルフェノクなのかということでファイズは争ってきましたがそれこそがスサノオが見ていることでした。答えが出るのは本当に終盤になってからでした。
オルフェノクは一見すると強大な力を持っています。しかしその力故にすぐに滅んでしまう脆い肉体を持っています。それを維持させてくれるのが王です。実際に影山冴子は最期に人の姿を捨てて完全にオルフェノクになります。ただこれもまた所詮は人間とは何かがわかっていないということなのでしょう。影山はそうした意味で人間とは何かをわからなかった人間ということになります。
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