遂に本拠設置
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軍港建設。その費用を捻出する案が、幾つか出される中。
問題となっていた、アロウズの機体をどうするか?という問題が、セットで浮上した。
アロウズの機体を含めた、多数のMSを民間に払い下げる案があった。
だが、元カタロンや俺等はそれに反対の立場をとり。
俺から、そのMSを軍港建設の資材に変換する事で、コストを減少させ、尚且つ建設を軍が行うので、費用は少なくなる事を説明した。
議会からは、一部金稼ぎしたいという人間が、反発の声を上げたが…スルーされた。
FFは、転移実験を成功させた後。
転移時に通る空間。次元断層に、拠点を移す事を決めた。
これは、世界を一つの部屋と考えた時に、部屋と部屋を分ける仕切り…そこが次元断層である。
次元断層は、様々な世界との区切り線として存在する。その性質上、無限の広さを持っている。
「(ビアン、そろそろ始めるぞ)」
(ふふふ、胸が高鳴りおるわ)
皆が、期待に胸を膨らませ、事を見守る。
「転移フィールド作成!」
「カウントダウン、スタートぉ〜!」
「3、2、1……成功しましたぁ!!」
まずは、宇宙にあった木星付近の拠点ゴヴニュが転移。その次に、アクシズもくる。
ビアン・ゾルダークは、過去の経験を元に、対消滅エンジンを作成していた。
今だ、機体に搭載はできないが、拠点サイズなら問題ない。
ゴヴニュに搭載された、対消滅エンジンが動き、アクシズも守られる。
「(ふむ、エンジンの動作は大丈夫のようだな)」
「拠点のドッキングもクリアされた、あとは残りを待つのみよ」
イオリアとエイフマンも、動作確認や映像を見ながら進めていく。
次に、現れたのは地球にある拠点。ウルタリアである。
ウルタリアには、動物や水、植物が沢山あり。影響が懸念されたが、問題なくドッキングが成功する。
形は、リーブラのような形をしており、周りは対消滅による球状のフィールドで、空気等の流出はない。
恐らく、漂流物などで拠点は大きくなっていくだろうが、問題はないだろう。
「(天蓋の起動を開始してくれ、タチハロ)」
「了解です〜!」 「それにしても、不思議な空間だね〜」 「生身の人間にはつらいよ〜」
リーブラ型拠点は、太陽や月。人工的な雨等を発生させたりする外壁部。通称、天蓋で半球状に外を覆い始める。
動物や植物は、光や天候の影響をダイレクトに受ける。人工的な発生装置が必須だったのだが。
イオリアとエイフマン師弟により、制作が行われた。
「全工程、完了しました〜!」
タチハロの宣言を聞いた皆は、事前に決めていた住居作成に取り掛かる。
ちなみに元いた世界には、月に密かにマーキングをしており。戻る事は
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