36話 暴走 3.10
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も5機でのウェイブライダー突貫の隙を見出す算段を戦闘しながら練っていた。
カミーユは戦況を見て、これなら目の前の巨大な敵に立ち向かえると確信した。
「よし。アムロ中佐!ティターンズ、エゥーゴとも戦力がこの空域に集まりました。今がチャンスです」
アムロはカミーユの意見に賛同した。
「カミーユの言う通りだ!ユウ、コウ、キース!皆で奴の腹に風穴を開けてやるぞ!」
「了解!」
「OK!」
「・・・」
アムロを戦闘にウェイブライダー突貫を矢印の様な隊形でサイコアプサラスに向かって行った。
エルランもその光景を目の当たりしにしていた。戦況が巨体過ぎるが故に簡易に見て取れる。その反面回避行動という手段がないのがこの機体だった。
エルランは突貫してくるかの火力はこのサイコアプサラスを破るだろうと計算していた。エルランは本当はダカールで使用しようとしていたある兵器をここで使うことを決めた。
「已む得んな。姫よ・・・サイコフィールドとI・フィールドを全展開し防御に備えよ。この爆発は尋常ではない」
エルランは裏取引である支援物資を受けていた。それがサイコアプサラスのあるミサイル砲門より出でてアムロたちへ向けて放たれた。
アムロはミサイルがこちらにむかってくるのが分かった。その瞬間おぞましい悪寒に包まれた。そして後に続く4機に向かって緊急回避ビーコンを打った。
「このミサイルは受けてはダメだ!上空へ急いで避けろ!」
アムロは急停止、上空へ飛びのいだ。カミーユもその悪寒を悟ってアムロと同様に逃げた。ユウ、コウ、キースもそれに従う。
ユウは苦虫を潰すような感じで顔を顰めていた。コウ、キースは上官の行動に素直に従いながらもたかがミサイル1機に取る行動としては異常さを覚えた。その異常さを両者とも考えて、ある最悪な結論に至った。キースがボソッと呟く。
「中佐・・・まさか。アレですか?」
コウがキースの言いたいことに補足した。
「人類史上最悪な破壊兵器・・・」
カミーユが充分な高度が取れたと思い上空でホバーリングした。
「そうだ。地上で弾けると向こう100年は住めない土地と化す」
そして5人の眼にその弾ける閃光が遥か下で見えた。アムロが結論を言った。
「核だ・・・」
・・・
サイコアプサラスの眼前は核のエネルギー波が津波のように襲い掛かっていた。
巨体故に避けられないが、その分の防護フィールドが核の余波を十分防いでいた。
目の前が晴れるまで多少の時間が掛かる。
「フフフ・・・一網打尽とはこういうことを言う」
通信でゼロから連絡は入って来た。
「マスター、後方デッキにおります。着艦許可を・・・」
エルランは流石にクシャトリア
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