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聖闘士星矢 黄金の若き戦士達
175部分:第二十三話 セブンセンシズその五
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ここで前を指差す。見ればそこには対峙するシュラとジークがいた。
「あの闘いがまだだ」
「八大公のジーク」
 ゾルダがその名を呼んだ。
「何という禍々しい小宇宙だ」
「あれが八大公の小宇宙だというのか」
「そうだ、あれこそがだ」
 サガも彼等に告げる。
「あれが八大公のな」
「我等の適う相手ではない」
「あれはまさに」
 アステリオン達にもはっきりとわかるものであった。その恐ろしいまでの小宇宙は。
「だが。案ずることはない」
「案ずることはないのですか」
「シュラならば闘える」
 こう周りの聖闘士達に告げるのだった。
「シュラならばな」
「シュラ様ならばこそですか」
「あの男もまた黄金聖闘士だ」
 彼が言うのはこのことだった。修羅が黄金聖闘士だと。
「必ずやってくれる」
「必ずですか」
「そうだ、必ずだ」
 こう言ってこれからはじまる闘いを見るのだった。シュラとジークの闘いは今はじまろうとしていた。剣と剣の正面からの闘いが。


第二十三話   完


                2009・4・9

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