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平成ライダーの世界
第四章
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 黒衣の青年は四人のライダーに敗れた後人類を一旦リセットしようとします。しかしこの時も彼は諦めずあくまで人間の可能性を信じていました。そして最後の戦いの後で黒衣の青年が遂にそれを認めたのと見届けてから。彼もまた静かに息を引き取りました。人間として死んでいきました。
 戦いの後のライダー達は一旦戦いから離れます。しかし死んだ木野も含めてライダーの戦いはスサノオが相手になって続いていると思われます。アギトでは黒衣の青年との戦いでしたが彼はこれ以降敵になることは有り得なくなりました。しかしこの戦いはおそらくスサノオに見られていました。彼はこの戦いでも人間の戦いを見ていたのでしょう。それがスサノオという存在です。
 僕はこの作品を小説家になろうで二次作品で書かせてもらった時ラストでテレビのオープニングを意識した結末にしました。これは三人のライダー達が再び戦いに、それもライダー本来の戦いであるスサノオとの終わることのない戦いに向かうことを意識して書きました。それと同時に木野も蘇らせました。木野の復活にも僕なりの仮面ライダーへの考えがあります。
 ライダーとは即ち人間であり人間としてスサノオと戦う存在である、僕はこう考えています。そしてスサノオとの戦いがある限り、人々、そして時代が必要とする限り必ず蘇る存在です。石ノ森章太郎先生のお言葉ですがこれはどのライダーにも言えることでしょう。即ち仮面ライダー、映画版等で出て来る最初から悪の側にいる牙王やアーク、レイといった限られたライダーはともかくとして本来のライダー達はスサノオとの永遠の戦いの中で例え死しても何度でも蘇り戦う、そうした存在ではないかと考えています。僕は黒衣の青年やスマートレディをその蘇らせる存在として書きましたが木野もまたライダーであるからにはこのことから逃れられずその為に彼もまた果てしない戦いの中にその身を置くことになりその戦いを受け入れた描写にしました。彼等のアギトでの戦いは言うならば序章としました。彼等のスサノオとの戦いは果てしなく続くでしょう。
 次は龍騎について書かせてもらいたいと思います。この世界は間違いなく原作の仮面ライダーにあった十三人の仮面ライダーがモチーフになっています。仮面ライダー同士、即ち同族同士が殺し合う、石ノ森ワールドではこのテーマも非常に多かったです。それをテレビに本格的に持って来たことは驚くべきことでした。
 善人とは到底言えない、まさに野獣とも言うべき人物がライダーになって戦いの中心になることもあれば保身の為に戦う者、人格障害者にしか思えない者、目的の為には手段を選ばない者、様々な人間がライダーになりました。その中心にいて戦いをコントロールしていたのは神崎士郎でした。彼が全てを統率しライダーをそれこそ無理にでも戦わせていきました。 
 その戦わせ方は時として手段を選
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