170部分:第二十二話 返し技その五
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がその最初の一人になろう」
その禍々しい剣を手にしての言葉であった。
「今ここでな」
「貴様にそれができるというのか」
「俺は八大公の一人」
言わずと知れた狂闘士の最高位である。
「その俺に切れぬものはない」
「それはこのシュラのエクスカリバーのことだな」
シュラも負けていなかった。
「切れぬものがないというのは」
「面白い。それではだ」
「うむ」
「どちらがまことに切れぬものがないか」
ジークは言った。
「確かめよう。それでいいな」
「望むところだ。それではだ」
両者はそれぞれ構えを取った。そうしてそのうえでまた対峙する。今まさに両者の対決がはじまろうとしていた。剣と剣の対決が。
第二十二話 完
2009・4・6
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