第1章
旧校舎のディアボロス
第5話 やってきました、オカルト研究部!
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にも、ハンターには見習いと正式っていうのがあって、明日夏と千秋が見習い、冬夜さんと千春さんが正式のハンターだそうだ。
基本的には未成年が見習い、成人が正式になるみたいだ。
例外もあって、未成年でも正式になることができるらしく、冬夜さんと千春さんがその例外だそうだ。
「なるほどね・・・・・・ご両親が亡くなって、それで生計を立てるために・・・・・・」
明日夏たちは幼いときに両親をなくしている。当時は生計を立ててくれる親戚がいたって聞いてたけど、実際は冬夜さんがそのハンターの仕事で生計を立てていたのだ。
ちなみに、明日夏たちもよく知らないみたいだけど、そのとき、冬夜さんにはなぜかハンターの知り合いがいたみたいで、そのヒトのお世話になっていたみたいだ。
「・・・・・・ゴメンなさい。辛いことを思い出させたかもしれないわね・・・・・・」
先輩は明日夏たちに辛いことを思い出させたかもしれないと、申し訳なさそうにする。
「・・・・・・いえ、気にしないでください。それで、俺たちのことはどうするつもりですか?」
明日夏は若干の警戒心を出しながら先輩に訊く。
「どうするも何も、とくに私たちに累を及ぼすわけでもないし、イッセーの友人だというのなら、イッセーの主としても、学校の先輩後輩としてもこれからもよろしくお願いって感じかしら。なんだったら、イッセー共々このオカルト研究部に入部しない?」
先輩は微笑みながら明日夏たちに言う。
明日夏と千秋は少しの間、互いに見つめ合うと、笑みを浮かべてウンと頷く。
「じゃあ、せっかくなので入部します」
「私もします」
「あっ、苗字で呼ぶとややこしくなりそうだから、これからは明日夏と千秋と呼んでもいいかしら?」
「かまいません」
「私も大丈夫です」
先輩の提案に二人はすぐに了承する。
「フフフ。それじゃあ、よろしくね、イッセー、明日夏、千秋」
「「「よろしくお願いします」」」
こうして、俺たちはオカルト研究部に入部することになるのだった。
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