第1章
旧校舎のディアボロス
第5話 やってきました、オカルト研究部!
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がタオルで髪を拭きながら出てきた。
「ゴメンなさい。あなたたちが来るまえに上がるつもりだったのだけど」
「い、いえ、お気にせず」
リアス先輩が千秋のほうを見る。
「あなたは士騎明日夏くんの妹さんだったわね?」
「はい。士騎明日夏の妹の士騎千秋です」
リアス先輩が千秋と軽く挨拶すると、周りを見てウンと頷いて言う。
「さあ、これで全員揃ったわね。私たちオカルト研究部はあなたたちを歓迎するわ」
「え、ああ、はい。・・・・・・俺の場合は悪魔として、ですか?」
「ええ、その通りよ、兵藤一誠くん。イッセーと呼んでもいいかしら?」
―○●○―
「粗茶です」
「「「あっ、どうも」」」
ソファーに座る俺、イッセー、千秋に姫島先輩がお茶を淹れてくれた。
とりあえず、俺たちは出されたお茶をずずっと一飲みする。
「うまいです」
「ああ、うまいな」
「おいしいです」
「あらあら。ありがとうございます」
俺が淹れたのよりもうまいな・・・・・・。
なんて、少し対抗心を燃やしている間に、姫島先輩はグレモリー先輩の隣に座る。
俺、イッセー、千秋はソファーに並んで座っており、テーブルを挟んで、対面のソファーにグレモリー先輩たちが座っていた。
「さて、イッセー。彼からどのあたりまで説明されたのかしら?」
「えーっと・・・・・・先輩方がこの町で活動する悪魔で、死んだ俺を先輩が自分の眷属の悪魔として生き返らせてくれたこと、俺を殺したのは堕天使というやつで、俺が殺された理由は、俺が神器っていうのを持ってたからていうところまでは」
「そう。だいたいのことはもう把握しているわけね。それじゃあ、神器は出せるかしら?」
「あ、はい」
イッセーは立ち上がると、左手を前に出す。すると、イッセーの左手から光が赤く輝き、赤い籠手が現れる。
「これが俺の持つ神器みたいです」
「そう。それがあなたの神器なのね」
先輩はイッセーの籠手を数十秒ほどまじまじと見つめる。
「ありがとう。もうしまっていいわよ」
「あ、はい」
先輩に言われ、イッセーは籠手をしまう。
「さて、私たちのことも改めて説明するまでもないでしょうし、これからは私の下僕としてよろしくね」
「は、はい」
先輩は視線を俺と千秋のほうに向けてくる。
「──次は、あなたたちのことね」
・・・・・・やっぱり、そう来たか。
俺たちを呼んだのは、俺たちのことを明かす、そのためだろうとは思っていた。
もともと、先輩たちに関わるつもりはなかったが、イッセーが先輩の眷属になったのなら仕方
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