暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜
第1章
旧校舎のディアボロス
第5話 やってきました、オカルト研究部!
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
奥のほうに立派なデスクと椅子のセットがあり、ソファーがいくつかとテーブルがあった。
 で、ソファーに一人、小柄な女の子が座っていた。
 ──て、この子は!? 小柄な体型、無敵のロリフェイス、そのスジの男子だけでなく、女子にも人気が高いマスコットキャラ、塔城小猫ちゃんではないか! 
 こちらに気づいたのか、視線が合う。

「彼女は一年の塔城小猫さん。こちら、二年の兵藤一誠くんと士騎明日夏くん」

 木場が紹介してくれ、塔城小猫ちゃんがペコリと頭を下げてくる。

「あ、どうも」

 俺と明日夏も頭を下げる。

「同じクラスで知ってるかもしれないけど、こっちは士騎明日夏くんの妹さんの士騎千秋さん」

 そういえば、千秋と塔城小猫ちゃんって同じクラスだったな。
 千秋も頭を下げ、それを見た塔城小猫ちゃんは再び頭を下げると、黙々と羊羹を食べ始める。
 うーむ。噂通り、寡黙な子だな。
 ──まぁ、それがまた、マスコットとして人気があるのだが。

 シャー。

 部屋の中から水が流れる音が聞こえた。
 奥のほうを見ると、シャワーカーテンがあった。
 シャワー! 部室に!
 ッ!? こ、これは!
 カーテンに女性の陰影が映っていた!
 アート、まさにアートと言っても過言ではない、その陰影は美しいラインだった!

「部長、お召し物です」
「ありがとう、朱乃」

 この声はリアス先輩! つまり、あの陰影はリアス先輩のもの! なんて素敵な部室なんだぁ!

「・・・・・・いやらしい顔」

 ぼそりと呟く声。声の発生源は塔城小猫ちゃんだ。
 ・・・・・・いやらしい顔をしていましたか。それはゴメンよ。

「あら?」

 ふと、別の女性の声が聞こえてきた。
 そちらのほうを向けば、黒髪のポニーテールの女性がニコニコフェイスでこちらを見ていた。

「あらあら。うふふ。はじめまして。私、副部長の姫島朱乃と申します。どうぞ、以後、お見知りおきを。うふふ」

 こ、このお方は! 絶滅危惧種の黒髪ポニーテール、大和撫子を体現した究極の癒し系にして、リアス先輩と並び、この学園の二大お姉さまの一人、姫島朱乃先輩!

「ひょ、兵藤一誠です。こちらこそ、はじめまして」
「はじめまして。二年の士騎明日夏です。こっちは妹の──」
「一年の士騎千秋です。はじめまして」

 俺たちも姫島先輩に挨拶を返す。
 それにしても、学園の二大お姉さまのリアス先輩と姫島先輩、学園のマスコットの塔城小猫ちゃん──学園を代表とするアイドルたちがいるなんて──オカルト研究部、なんて素敵な部活なのだ!
 ・・・・・・学園一のイケメン王子の木場という余計な奴もいるけどな。

「お待たせ」

 カーテンが開いて、リアス先輩
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ