レベル6後編 ウジウジばきゃりの自分にバイバイまたバイバイ
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「決闘だ!てめぇみたいな没個性なやつなんざ、一瞬で捻り潰してやらぁ!」
4人組の最後の1人、ピーツーが吠えた。
「あの、1つ質問いいですか?」
老伍路 夢値はひょいと手を上げた。
「なんだなんちゃらぁ!」
「なんで、僕は没個性なのですか?」
「あぁ?んなの常識で考えろ!」
「へ?」
夢値は首を傾げた。
「どうして常識で考えるんですか?」
「ああああめんどくせぇななんちゃらぁ!」
ピーツーは地団駄を踏んだ。
「俺がやりてぇのは禅問答じゃねぇ!決闘だ!」
「ぼくも決闘は好きですよ」
「「決闘!!」」
「先攻はもらいます。ぼくは《SRバンブー・ホース》を召喚します。そしてその効果で、手札のレベル4以下の『SR』モンスター、《SRメンコート》を特殊召喚します」
バンブー・ホース 攻1100
メンコート 守2000
「ぼくはレベル4の《バンブー・ホース》と《メンコート》でオーバーレイ。ランク4、《ギアギガント X》をエクシーズ召喚します」
ギアギガント X 攻2300
「そして《ギアギガント X》のオーバーレイ・ユニットの内、《バンブー・ホース》の方を取り除いて、《ギアギガント X》の効果を発動します。デッキからレベル4以下の機械族モンスター、《SRベイゴマックス》を手札に加えます。ぼくはカードを2枚伏せて、ターンエンドです」
「俺のターンドロー!……ククク」
ピーツーは突然顔を手札に伏せた。
「?」
「アーハッハッハッハハハハハ!すげぇ!何だこの手札!」
ピーツーは大声で笑った。
「揃ってる!揃ってやがる!オンリーワンだ!オンリーワンだ!この手札なら、あのなんちゃらってやつも俺の前にひれ伏すぜ!」
「それは楽しみですね」
「俺は《マンジュ・ゴッド》を召喚!そして効果で《ブリューナクの影霊衣》をサーチ。1枚伏せてターンエンドォ!」
「……それだけ?」
哀手 樢は拍子抜けした。
「別のやつでも見たような光景だが、それ以外の手札がいいんだろうな」
ダードは冷静に呟いた。
「エンドフェイズ、ライフを1000払い、伏せカードを対象に速攻魔法《コズミック・サイクロン》を発動します。対象のカードをゲームから除外」
夢値 LP8000→7000
除外されたカードは、《神の通告》
「エンドサイクか。チッ、改めてターンエンドだ」
「エンドサイク?改めて?」
樢は素直にダードに尋ねた。
「まずはエンドサイクについてだが……」
ダードが解説している間にも、決闘は進んでいく。
夢値 LP7000
場
モンスター ギアギガント X(攻2300)
魔法、罠
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