2つの戦い
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た。
俺はもう一度向こうのベンチに視線を向け呟く。
「星屑でも集まることで1つの星になることを教えてやるぜウルビダ」
俺はそう呟くと他の奴らの処に戻った。
一方、同時刻雷門イレブンは………
瞳子監督が私たちを集めスタメンを発表する。
FW アツヤ 染岡 黒薔薇
MF 風丸 鬼道 天空橋 一之瀬
DF 塔子 壁山 吹雪
GK 円堂
というメンバーになった。
「俺たちはこの3日間、速さに慣れる特訓をしたんだ!大丈夫…俺たちなら絶対にエイリアに勝てる!」
円堂くんの檄が私たち全員を勢いづかせる。
「やはり円堂の言葉は凄いな、本当にそんな気しか湧いてこない」
黒薔薇くんも微笑しながらそう言う。
そんな私たちを見ていたレーゼがこちらに歩み寄って来る。
「貴様ら人間が我々【ジェミニストーム】に勝つだと…?笑わせてくれる…。そうだなあえて人間の言葉でいうならば【二度ある事は三度ある】貴様らの勝利はない」
私は良い返し文句を思い付き、前に出て話す。
「甘いよ宇宙人!あえて人間の言葉で言ってあげる…!【三度目の正直】ってね。私たちは絶対に負けない!」
レーゼは私を軽く睨むと背を向けた。
「せいぜい足掻くがいい。人間の限界を恨みながらな…!」
ジェミニストームを見ていたアツヤくんが話す。
「あいつらがエイリアか。まあ少しは骨のある奴みたいだな」
アツヤくんはそう言うと吹雪くんの肩に手を乗せる。
「まあ俺たちの敵じゃないよな兄貴?」
「そうかもね、まあこの試合楽しんでいこうよ」
なんという兄弟。
本当に頼もしいの一言に尽きる。
エイリア学園【ジェミニストーム】
FW ディアム リーム
MF グリンゴ レーゼ パンドラ イオ
DF カロン ガニメデ ギグ コラル
GK ゴルレオ
以上が相手チーム、【ジェミニストーム】のメンバーだ。
このチームやはり挙げるとしたらスピードだろう。
前回まで私たちは全くスピードについて行けず痛い惨敗を喫した。
唯一スピードについて行けていたお兄ちゃんも今はいない。
だけどエイリア学園を倒す為にこんなに協力してくれている仲間がいる。
私はこの繋がりを絆と言うんだと思う。
私は拳を握り締めて呟く。
「待っててお兄ちゃん…。私が絶対にお兄ちゃんを助けるから!」
呟き終わると同時に黒薔薇くんに肩を叩かれた。
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「私がじゃなくて、私たちが…だろ?雷藤を助けたいのはみんな同じだ」
黒薔薇くんの言葉に私は大きく頷いて、私は空を見上げた。
「うん!絶対に私たちがお兄ちゃんを助けるからね!!」
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